[強制自殺]
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女教師はヤレヤレといった表情で答える。 
「よーく聞きなさい、これは演技なんです。ちゃんと死ぬ前におろしてあげます。 
 ただ、言うことを聞かない子は無理やり首を吊って貰いますよ。勿論そんな子は 
 死ぬまで下ろしてあげませんからね、いいね!」 
それでも信頼に値する言葉ではないであろう。 
少女たちの不信感ももっともだ。今先ほどまでおこなわれていた行為からすれば当然であった。 
「保証は無いし、そんなこと信じろって言うほうが無理です。」 
一番年上の子が言う。 
それに対して満面の笑みを浮かべた女教師が話し掛ける。 
「安心しなさい。間違っても殺したりはしません。私たちは殺しまでする気はないのだから、 
 もしものときのために保険医の先生だってつれてきているし、安心してください。」 
ただ、やはり信じることはできないのだろう。もう13才なのであるから。 
すると男性教師らによってその少女が舞台からおろされる。 
男性教師は 
「大丈夫ちゃんと説得するだけだ、殺しはしないよ。他の子は言う事聞いてくれるね?」 
と言いその少女をつれて、別室に優しい声をかけながら連れて行った。 
舞台の上には16人の戸惑う少女がのこされた。 
リーダーというより年長の少女がつれていかれると流石に不安になるようだ。 
姿が見えなくなると女教師が、 
「さあ、でははじめましょうか!」 
まだ納得できない子も居る様子だが、もはや頷くしかない。 
少女らに鉄製の頑丈そうな手錠がくばられる。そして椅子の上に全員乗るように 
指示が出される。少女たちはいままで座っていた椅子の上に手錠をもったまま椅子に 
足をのせ立ち上がると、だいたい顔の位置にワッカが出来ていた。 
さすがに目の前にワッカがくると皆、不安そうである。 
なにせ助けてくれるという保証はないのだから・・・・

「次に自分の手で、そのワッカを首にかけなさい。ロープが首の後ろに来るようにね。」 
さすがにためらう子が居るが、周りの子が一人、また一人とワッカに自ら首を通すのを見て、 
やがて全員がワッカに首を通すそこで。 
「いい?まだ椅子からおちたらだめですよ。いいね、人間はね首をつっても直ぐに死なないんです。 
 わかるね?分からなくてもいいけど、直ぐにはなんにせよ死なないだから。あなた達がちゃんと 
 一斉に演技してくれれば直ぐにあなた達を下ろすからね。みてごらん!」 
少女たちが女教師の指差すほうを見上げると、上でナイフをもってロープを切る準備をしている人がいた。 
「絶対見殺しにはしないから安心しなさい。ここにあるカメラで首をつるシーンを撮ればそれで、 
 あなた達はちゃんと帰してあげます。それから、今日あったことは誰にも言わないと約束してくれれば、 
 上のひとがロープをきってくれます、いいね!」 
と女教師が全員の顔をみる。 
もはや頷くしかない少女たち・・・。 
「では、さっき渡した手錠を左の手首に掛けてください。」 
女教師が言うと、戸惑いながらも全員が自分の左手首にしっかりと手錠をする。ガチャリという金属音。 
「次に後ろに手をまわして、右手にも手錠をしなさい。」 
自由な手を失うことに、ためらいがあったが家に帰れるという言葉を信じたい 
のだろうか全員がなんとか、後ろ手にに手錠を掛けた状態になる。 
カメラが少女たちの後ろに回り、その小さい手首に架かった手錠を写す。 
少女の腕はものすごく細いがそれに合わせたのか手錠も小さめなものである 
それでも細い腕には、異様な光景になる。 
「さて、、次は大事だよ!すこし苦しいけど直ぐに助けるからね。次の合図でその椅子からおりくださいね!」 
無論おりれば首をつる状態になる・・・・・・。 
演出なのかカメラの前に映画の撮影につかうカチンコ?とかいうアレを持ち出す。 
そこには、「少女集団強制自殺シーン」と書かれていた。 
そして女教師の合図がだされる。助けてくれるだろうという思いで全員椅子から降りる・・・・ 
続く