しばらく時間が過ぎましたが、Cはまだ帰って来ません。
幾分落ち着きを取り戻していた私たちは、さすがにCの事が心配になり、
誰が言うでもなく、先程の場所に戻ってみようということになりました。
護身用の武器を持って。
私たちは一団となって、恐る恐る現場の方に向かいました。
ところがその場所の方には全く人影が見えません。
不審に思った私たちは駆け出すようにその場所に行きましたが
やはり誰もいません。もちろんCもです。
辺りを調べてみましたが、やはり見つかりません。
困り果てた私たちは仕方なく教師に事情を話すため、
教師の部屋に向かうことにしました。
教師に一部始終を話しました。
ところが普段から素行が悪かった私たちの話など信用してくれるわけがありません。
埒があかないと思った私たちはとりあえず部屋に戻り、
Cの帰りを待ちました。
当然眠る者など誰もいません。
何時間経ったでしょうか。私たちはうとうとしていたようです。
その声で、私たちは目を覚ましました。
「おい!起きろ!!」
教師の声が私たちをたたき起こしました。
教師の顔を見た瞬間、私は最悪を予想しました。
そして的中したのでした・・・。
続く