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[四隅ゲーム]
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誰も何も言わなかった。
考えてみればおかしなことばかりだった。
四隅ゲームは壁伝いに行うものだ。なのになぜあの時
K子は真ん中にいったのか。
普通ならT子の対面である私とT内の間に行くはずなのに。
あたしぃ、と聞こえたのもK子の後ろ。私とT内の間。
沈黙が重かった。
T子「…歌うか!」
M山「そうだな歌うか!」
私「イェー!」
T子がメインパート、私が女声ハモリ、M山H松が男声ハモリでドレミの歌を歌った。
S籐とT内が手拍子をしていた。K子は、顔をひきつらせながら耳を塞いでいた。
「さぁうーたーいーまーしょー!」
私「…K子さん?」
K子「…T子のパート一人多かったべ?」
T子「え?」
K子「N村でもなくてT子のパート、めっちゃ高い声で誰か歌ってたべ?耳塞いでもそいつだけ明瞭に聞こえたべ?」
その時の立ち位置が↓
T子
M山 S籐
H松 T内
K子
私
私とH松の間に、何故か一人分のスペースが空いていた。
どうしてか、その場にいた全員が、いるはずのない『さとみ』を認識していた。見えてないしいないって解っているのにそれが『さとみ』だとみんなそう思っていた。
さとみなんて存在しない私の冗談だったのに。
あの銀色の亀裂は何だったのか、私の横にいたのは誰だったのか。
さとみってなんなのか。
それはこの後起こった不可解なことと同時に解るのですが、ちょっと文にしきれないので書けたら持ってきます。長々スレ消費してすいませんでした。
6の立ち位置しくったので訂正
T子
M山 S籐
H松 T内
K子
私
私とH松の間に一人入れるスペースがあった