[おんえたさま]
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何か話が逸れてどうでもいいこと書いたな。本筋へ。

そのお姉さんと、4時ごろかな?かなり明るい時間に別れて、そのまま俺は婆ちゃんちに帰った。
いつも一人で遊んで寂しいみたいなことを婆ちゃんに愚痴ってた俺は、当然のごとくお姉さんの話をした。
そしたら婆ちゃんが血相変えて俺を怒鳴りつけて(やまぬっさんがどうちゃらとか。山主さん?なんのこっちゃ)

、甲子園か何か見てた父ちゃんをたたき起こして
俺を父ちゃんの車に後部座席に押し込んだ後、俺の隣に座って、「はよ出せ」みたいなことを父ちゃんに叫んでた


父ちゃんもなんか青い顔してて、すんげー勢いで車飛ばし始めた。当然砂利道。ガタガタ揺れまくって俺は舌噛ん

だ。(ほんとどうでもいいことは覚えてるよなw)
車の中でばあちゃんはずっと手合わせてぶつぶつ唱えてた。
「おんえたさまぁーおんえたさまぁー」って。

ここで「おんえたさま(御穢多様だったかな?うろ覚え)」について少し書いとく。多分超マイナーな神様(?)

だと思うからw
俺も詳しいことはよく分からんが、ガキの頃泣き虫だった俺がピーピー泣いてたら、
婆ちゃんがよく「つりー(辛い)ことあったらおんえたさまに申せー」みたいなことを頭なでながら言ってくれた


逆に悪いことすると「おんえたさまが来るぞー」みたいなこと言って脅してた。
町の学校に行き始めて、友人がおんえたさまを知らないってことに気づいて、「あ、マイナーなんだな」と悟った


そんなこんなで、おんえたさまってのは婆ちゃんち近辺の守り神?的存在らしい。

で、婆ちゃんが唱えて俺が天井に頭ぶつけて父ちゃんがアクセル踏みまくりという地獄のドライブが急ブレーキと

共に終わりを告げた。
目的地に着いたらしい。
なんかすんげー長い階段がある古い神社だった。父ちゃんが俺を担いで二段飛ばしで階段駆け上がっていった。

階段上りきって、ボロボロの鳥居をくぐると神主さんとおぼしきこえーおじちゃんが仁王立ちしてた。
後から聞いた話だと、家を出る前にもう電話で連絡が行っていたらしい。
その後は何かすんごい早く色々あってよく覚えていない。
その怖い神主さん(今思うと神主さんを山主さんと呼んでいたんだろうか?)が俺を怒鳴りつけて、そのあと父ち

ゃんを怒鳴りつけて、で、遅れてやってきた婆ちゃんには悲しげに(男女差別かよwww)何か言ってた。

そしたら神社の中の変な部屋(何もない5m四方の部屋)に入らされて、変なパラパラした白い粉(塩)と、酒を

掛けられて(神主さんが口に含んで俺の顔面に吹きやがった。子供ながらにきたねぇと思ったのを覚えてる)、
奥から手動のバリカン(なんか、手でチョキチョキする奴)を持ってきて、丸坊主にされた。
それが終わったら解放されて、車で無事帰宅。山にはもう行くなと言われた。(普通に隠れて行ってたけどねww)

と、このようなことを思い出しながら家に帰った。今思い出しても何がなんだか分からない。聞こうにも婆ちゃんいないしなぁ・・・
暇が出来たら、今度はババアに見つからないように婆ちゃんちに改めて行ってみようと思う。長文スマソ


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