[戯れる犬]

怖い話ではなく不思議な話
昔、犬がいた頃の話

家の近くに小さな八幡さんがあった
犬を連れていくと
いつも犬の容貌が変わった
目が吊り上がり、口が大きくさけ、
巻き尾なのが後ろにぴんと伸び…、
狐のような感じになった
そして何者かと戯れるように
楽しそうに軽く唸りながら跳び回る
そこに来ると、いつも何かと遊んでいた
他に変わったことは何もなかった


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