[蝋人形の館]
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(そんな…あいつら一体どこに。。。)
気付いたら、Dもいません。
声もしなくなってたので少し後ろを振り返ると、Dがついてきていない。
どこではぐれたのか。
『ガサッ』

すぐ近くの竹林から人が飛び出しました。 
追いつかれた!そう思ってすぐ走り出すと

「俺!俺だって!」
Dでした。
僕「とにかく逃げんぞ!」
D「おう!」
1km近くは走ったかもしれません。大学の近くのコンビにまで。
とにかく、少しでも灯りの近くに行きたかった。
あの蝋人形の闇から離れたくて。

入口に、3人組が座っていました。
どれだけ安堵した事か。いなくなったA達でした。
A「お前らもあいつにか?」
僕「そーだよ!すぐ消えやがって!お前らのバイクあったから殺されたかと思ったじゃねーか」
C「いやエンジンかけるよゆーもないくらいだったし。」
D「はぁはぁ…とりあえず今は取りいけねーよな…」
それから小一時間、そこで話しました。
わくわくしながら待ってるとそこに鎌男が現れた事。
急いで走って逃げた事。
僕達が見た蝋人形のこと。
数字の『3』…
話せば話すほど、謎は深まるばかり。
鎌男はあそこに住んでるキチガイか?
それともあの部屋を守ってる地元の住人か?
どんなことを話しても意味はなく、全員に共通するのは「あそこには二度と行きたくないという」事。

朝が来るまで近くのC宅にお邪魔し、学校行く前くらいにバイクを取りにまたあの場所へ。
竹林は気配も何もなく、本当に静かでした。仕事が休みのD以外、それぞれ学校に向かい解散となりました。

僕は学校に行ってもやる気は起きず、屋上の階段で友人とサボってました。
学校終わって、バイトして、高校の友達と遊んで…呆けて一日を過ごして、夜遅くに帰って。
普段と変わらない生活の後、ぐったり寝ました。

――原付に乗っている僕がいる。
あれ、音が何にもない。
どこに向かうんだろう。
これって、あの竹林の方じゃ…
止めろよ!何やってんだ!
竹林の前で原付を降りて…――

起きたら10時過ぎでした。寝汗をかいていました。
なんて夢だ。。やべっ!遅刻だ!
禁止のはずの原付で、学校に向かい、授業を受け、放課後遊んで、帰って寝て。
寝る前にAから電話がありました。
A「おーい明日遊ぼうぜ!夜12時集合」
僕「おそっ!はいよwってか昨日の夢見たんだけど。マジ嫌な夢だった」
A「あー鎌男俺も夢でた!こわかったなー」適当に話をして、眠りにつきました。

――竹林を歩く僕がいる。
えっ。これ昨日の続きの夢?
待て!止まれよ!
うっ建物の前まできちまった…
やめろよ!何が見たいんだ俺は!
階段?それはやめろ!!
ゆっくりと足を踏み出して…――。
はっと目がさめました。
やばい。こんな頻度で夢を見ない人間なはずだ。出来すぎてる。。絶対におかしい。

続く