[ミンキーモモ]
前ページ

おまわりさんが「手に持っている紙切れは何?」と聞いてきたので、
「近くで拾いました。遺書みたいです・・・・」と答え、私は紙切れを渡した。
この時、私は妙に冷静だった事を覚えている。
ちなみに友人は「ガクガク・ブルブル」で事情を聞ける状態ではなかったそうな。
・・・・・そりゃ、普通はそうだ。
「その細かい物は何かな?」と別のおまわりさんに聞かれたので、
「御遺体の周囲に散らばってます。適当に集めてみたら、何かの絵みたいなんですよねぇ・・・」
何故か、私はこの絵に何か見覚えがあった・・・・
実は「この絵」が更なる戦慄を私にもたらす事になるとはその時は、夢にも思っていなかった。

続く