[瞑想]
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A  「どうすればまた彼女に会えるのですか?」
高僧「結論から言えば、あなたはもうあちらの家族とは会ってはいけない
   この世界は何次元もの世界が重なり合ってできています。あなた
   は瞑想がきっかけで、そちらの次元を覗いてしまった。かおりさん
   と子供は言うなれば、魑魅魍魎のたぐいなのです。このままそちら
   の世界に行き続ければ、現実の生活でよくない事が起きる。その事
   をかおりさんにも説明してきました」
A  「せめて、彼女に別れの挨拶をさせてください」
高僧 「いいでしょう、彼女に別れを告げ、あちらの世界とは縁を切り
    なさい」
そういうと、高僧はAさんに瞑想をさせませた。そうすると、夢の中へ
と引き込まれる空気が感じられ、Aさんは夢の中へ行きました。

夢の中の家へと久しぶりに帰ると台所の居間でかおりさんが
座っていました。「お帰り」彼女はそう言いました。昨日高僧
が来て、彼女には説明をしており彼女も全てを悟っているようで
いささか元気がない様子です。
A  「ごめん。もう帰ってくる事はできない」
かおり「分かっているわ。永遠にさよならね」
A  「ごめん・・・・ご・・め・・・・・・ん」
もう二人とも言葉になりませんでした。
Aさんとカオリさんは最後に別れのキスをしました
A  「さようなら・・・元気で・・・」
カオリ「さようなら・・・あなたも元気で・・・」
さよならの挨拶を言うと、Aさんは現実の世界へと引き戻されて
いました。頬には涙が伝っていました。
高僧「あちらの世界へと行く穴は閉じました、もう瞑想しても
   行く事はありません。世の中には不思議な事があるのです」
高僧は全てを悟っている様子でそう言いました。
Aさんは瞑想をしても二度とあちらへ行く事はありませんでした。
Aさんにとっては凄く不思議な体験で、大事な思いでとして心に
残ってるそうです。

この話知ってる人いない?読者投稿のもので、心の残るいい話100
みたいな感じの本に載ってました。話は記憶が曖昧で、少し脚色した
かもしれないので、知ってる人いたら正しいの教えて。
何次元もの世界が重なり合ってるって聞いた時は、自分も不思議な
感じがしました。今、自分がいる空間には他の人がいて、何重にも
重なり合っていると思うと不思議。神隠しもこういう事が原因かも
しれないですね。取り敢えず、記憶を繋ぎ合わせながら書いたので
稚拙な文章になって申し訳ない。

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