[危ない橋を渡る]
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俺「実は話してなかったんだけど、俺も結構感じるんよね。ここは全然怖くない。」
友人「またまたぁ、そんな事言って怖がらせようと思ってぇ。」
俺「いや、マジで。っつーか、この子も多分同じ事思ったと思うんだけど、ここに来る途中の・・」
女の子『やっぱり!!?』

『あの橋!』「あの橋!!」

その場所に向かう途中に川沿いを走ってきたんですが、
その川に途中2本橋がかかっている場所があって、
その2本目で感じてしまったわけです。
他の4人が結構本気で怖がりだし他のが分かったんですが、
その友人が、
「じゃぁ其処に行ってみようや」
と言い出しました。
正直俺は全然気が向かなかったです。
明らかになんか感じが違いましたから。
しかも、その子が
「私は絶対行きたくない。行ったとしても絶対車から降りない。」
とか言うので尚更でした。
しかし、怖い物見たさとえぇ格好したいのとで引くに引けなくなったんでしょう。
其処に向かうことになりました。

現場に到着した瞬間。
月明かりでも分かるほど鳥肌が立ち、其れを見せて「帰ろう」と言いましたが、
「折角だからこの橋を渡ろう」
と言い出したんです。
霊感があると言っていた子も、最初は一人で車に乗っていたんですが急いで降りてきて、
「車を覗いてくる」
と半泣きになってました。
友人たちは橋を渡ろうとしていましたが、
俺は絶対に橋を渡りたくなかったのでその子と2人で
他の4人が橋を渡って帰ってくるのを待つ事にしました。

4人が橋を渡って向こう側でキャァキャァ騒いでいた時でした。

続く