[赤と青の炎]
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「陽」の気を丹田に送って「陰」の気に戻し圧縮できないからだ。
丹田に気を取り込み、「陰」から「陽」へと気を変換して体を循環させ、丹田に戻して圧縮すると言うという過程を繰り返す事によって「気」の質と「霊力」が高まるらしい。
陽気が溢れてコントロールを失うと感情や衝動を抑えられなくなり、首(正確には喉、甲状腺にあたる部分)を越えて頭に入ると、人は一時的な発狂状態に陥るそうだ。

強い「気力」を持つ朝鮮人は、時々、特定の分野で驚異的な業績を生み出す者が突然変異的に出るそうだ。
朝鮮人経営者には、馬力のあるイケイケタイプの経営者が多いのも、強い「陽」の気を持つ民族的特性なのかもしれない。
しかし、他方で強い「気力」を持ちながら、コントロールする丹田力が弱い朝鮮人は、「頭に気が上って」容易に発狂状態に陥る。
感情や衝動を押さえコントロールする事も非常に苦手で、理性的であるはずのインテリ層や聖職者でも衝動的犯罪を犯してしまう事が少なくない。
ただ、「陽」の気は丹田の「陰」の気を変換し供給してやらないと、あっと言う間に消費されてしまう。
朝鮮人の非常に強い「陽」の気力は長続きしないのだ。
また、発散する「気」の力を補強できないので、一旦気力で圧倒されると持ち直すことが出来ない。
仕事などで韓国人と交渉した事のある方なら感じたことがあるだろう。
韓国人の交渉者は一気呵成にまくし立ててくる事が多いが、こちらが勢いに怯まず、逆に高圧的に出ると意外に交渉が巧く纏まる事多い。
韓国とのビジネスで成功している経営者は、最初に高圧的に相手をやり込めてから理詰めの交渉に入る人が多いように見受けられる。
一番駄目なのは、韓国人の感情論に最初から理屈で対抗する人。
このタイプは韓国側に良い様にやり込められて不利な条件を飲まされるか、交渉が決裂して双方が不利益を被る結果となることが多いようだ。
韓国人の感情論に冷静に理屈で対抗しようとして振り回される日本人、意外に多いのではないだろうか?

特別な丹田強化の行を余り行わない日本の武道・武術だが、丹田に蓄えた「陰」の気を「陽」の気に変換して利用する技法はほぼ全ての流派に存在する。
所謂「気合」である。
丹田で圧縮した「陰」の気を「陽」の気に変換し、鋭い発声と共に瞬間的に集中使用する技法である。
「気合」の効果は科学的にも立証されており、一説では最大30%のパワーの増大が認められるらしい。
テニスなどの球技、ハンマー投げや槍投げ等の陸上の投擲種目、重量挙げなどのパワー種目、その他の様々な競技で「気合」を応用しているアスリートは多い。

丹田力に秀でた日本人の武術は、防御力が非常に高く、攻撃は一撃集中(一撃必殺)型で、「後の先」の術理に最も適合している「静」の武術だという。
中国のものは「陰」と「陽」のバランスを重視して攻守一体を旨とし、陰陽の気の流れや攻守・動作の流れが止ることを極度に嫌うらしい。
ただ、攻撃力・防御力を高い次元で引き出すのが非常に難しく、基本功で培った力と套路等で培った技とを繋ぐ技術がないと只の踊りとなってしまうそうだ。
対する日本武術は「極め」による一点集中により気や動作の流れに「停止点」が生じ、動作が滞る「居付き」を生じやすい欠点があるということだ。
だが、攻撃・防御双方に「丹田力」を含めた力を乗せやすく「使いやすい」のが長所でもある。

続く