[拾った携帯]
前頁

『ハァハァ・・・なんだったんだ・・・』

そう、思いながら川の方を見ると
さっき携帯を投げた所から男の顔が覗いたのだ。
正確にいうと、鼻からしたが川の中で、鼻から上が川から見える状態だった。

どんどんと顔が出てくる・・・。
自分は恐ろしくて硬直してしまった。

その男の顔が口あたりまで出てきた時、
更に驚いた。
口が・・・口全体が・・・。。。

自分はその後、どうしたか覚えていません。
相手の口が覗いた時から、記憶があやふやなのです。
記憶があるのは、自分が友達の家で泣いている所からです。

でも、相手の口の辺りが見えた時に
何か恐怖を感じたのは覚えています。

その後、自分はあの川に近づいていません。

あやふやなままですいません。
ちなみに1ヶ月前のことです。

・・・今、さっき冷静に考えて思い出しました。

口全体が、穴だらけだったんです!!
穴。
小さい、穴がたくさん口の辺りかた周りに空いてたんです。

例えるなら、『蓮』のコラ画像のようなモノ。

その口で相手がニターって笑ったんです。

そこまでしか、思い出せません。


次の話

お勧めメニュー3
top