[コトリ]
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彼が高校卒業後すぐに,船に乗る前の一番初めの仕事を受けました
それは,出港前日にある場所であるモノを受け取って
それを船に乗せるというだけのものでした
彼が受け取り場所に行くと,無口の男がトランクから巨大なケースを取り出しました
その数は3つ?
彼は食べ物かな?と思って,それをそのまま言われたとおりに船の倉庫に乗せて,倉庫に鍵を閉めました

そして,出港して2日目の夜に船長がこう言いました
「そろそろ出すか」
そういって,他の乗組員が彼が持ってきたケースを持ってきました
彼はその時,お?酒盛りでもするのかな?と思っていたようです
しかし,開いたケースからはまったく想像もつかないモノが出てきました
それはダッチワイフではなく,紛れもなく人間の「女」です
それも3つのケースから一人ずつ
一人は小学生くらい,もう一人は高校生くらい,ちょうど彼の妹くらいと言っていました,そして最後は20代中ごろの女性でした
彼女たちは出るや否や,一瞬戸惑っていたんですが,すぐに状況を理解したのか,20代中ごろの女性がわめきだしました
しかし,ここは海の上,叫べど泣けど関係なしで,狂宴が行われたと言いました
彼は最初は戸惑いました,しかしすぐに性欲に負け,また周りの罵声もあったので参加しました
そうして1年数ヶ月がたちました
彼女たちは自殺もできないように監禁され,最後にはしたいときに倉庫に入って…といったように扱われていたようです
彼も例外でなく,ムラムラしたら犯していたようで,数ヶ月目から彼女ら全員がまったく喋らなくなって,一時は堕胎を任されたり
栄養失調で死にかけたため大変な目にあったそうです

そして,もうすぐ船が戻るというある日,船長が3人を倉庫から出してきました
また公開レイプでもするのかと思っていると,その日は様子がおかしかったのです
なんと,小学生くらいの女の子に魚を解体するときのナイフを突きつけていました
もしや…と思うと船長は彼女のはらわたにナイフを刺し,すばやく腹を裂きました
すごい泣き叫ぶ小学生,そして,その声で先ほどまでまったく喋らなかったほかの女も反応して大声で泣き叫びました
船長は小学生の腹に腕を突っ込みながらこう言ったそうです
「この瞬間のために,こんな生臭い仕事をしてるんだ」
そのあと,残りの2人も酷い殺され方で死に,死体,というか肉片はすべて海に撒かれたそうです
彼は最後のその狂宴には参加できなかったそうです
ただ吐きまくって,いままでしたことへの贖罪だけをつぶやいていたそうです

次の日は出港した日のように,まさに何事もなかったかのようだったそうです
倉庫もきれいに片付いていて,夢だと思ったくらいだそうです
しかし,陸についたとき,彼は最後の仕事だといって,ある男に金を渡すことを頼まれました
彼がその場所に行くと,あの1年半前にケースを渡してきたおの男がいたそうです
そして,渡された封筒に入った金をその男に渡すと,男は金を数え終わるとこういいました
「あれは上物だったろう?東京で拾ったんだ.今は出会い系サイトですぐ見つかるから楽になったよ.昔は下手すると
捜索願とか出されてたけど,今はその点は安心だからね.まあ,今はお得意さんはあんたのとことあっち系の人だけだからね,
じゃ,また来月も持ってくるけど3でいいんだね?もう少し若いのがいいかな?」
彼は言葉を濁しながらも,適当に返してそのままその場を後にしたようです
そして,彼は二度と乗りたくないと思い,しかし,知ってしまったため乗らないわけにはいかず,わざと事故ったそうです

しかし,船が出港する前に彼はいなくなりました
その船はまだ戻ってきていませんが,きっと彼はその船に乗っていないんでしょう


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