[幽霊はデジタル化できるか]
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もう((((;゚Д゚)))ガクガクブルブルしてしまい、パニック状態だった。
もう帰ってくれと思った時に、目の前にビデオでアップになった女の顔が現れた。
正確には、「俺の枕もとに立ってたが、立ちながら俺の顔を覗き込むようにして見て来た」
そんな感じ。
鼻と鼻がくっつきそうな距離まで近づかれて、何かをブツブツ言い始めた。
この距離でいても、鼻息どころか声を出した時の息さえ感じなかった。
最初は何を言ってるか分からなかったが、徐々に聞き取れてきた。
「・・・見てたよね?・・・ずっと見てたよね?・・・何で?・・・何で?」
この言葉を聞き取れた所で気を失ってしまったらしいorz
気が付いたら時計を見た時から30分程時間が経っていた。
布団には血の後はおろか、足跡も何も残っていなかった。
恐る恐る布団を出て、友人の部屋に報告に行った。
友人の部屋に入ると、友人は部屋の隅で膝を抱えてうずくまってた。
「('A`)スンマセンデシタ・・・・」
こんなことを繰り返してた。
友人を連れて下の部屋に下りて、明るくして落ち着かせたところで話を聞いた。
友人は寝る時には仰向けになって寝る癖があるらしく、当時もあお向けで胸元まで
タオルケットをかけて寝ていたそうだ。
ふと夜中に目が覚めたら金縛りにあってたらしい。
動けない!と思った時に、両足を誰かにつかまれたそうだ。
その手は血のようなものでヌメってたらしく、非常に気持ちが悪かったと言ってた。
その掴んでる手がどんどん上に上がってきたそうだ。
足首→もも→腰→胸元・・・と
どんどん布団の中から這い上がってくる感じ。
___ ←布団
○□= ←何か
●■= ←友人
丁度こんな感じで布団と友人の間を上がってくる感じ。
続く