[激痛!]
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しかし我に返った俺は、
これからの後始末のことを考えるとかなり鬱な気分になった。
なにせチムポ内にある10メートルもの糸を
これから引っ張り続けなければならないのだ。
萎えた気分でチムポ内を糸で擦られ続ける痛みに耐えるのは、中々にブルーだ。

とはいえこのまま放置するわけにも行かないので、
しぶしぶ俺は糸を引っ張ろうとした。

が、どうしたことか。
いくら引っ張っても糸は抜けない。
少し力を込めて挑戦するも、ビクともしない。
次は思い切り引っ張った。痛いだけだった。

どうやら長さ10メートル糸は、玉内部で
がんじがらめに絡まってしまい、
細いチムポの管を通れなくなってしまっていたようだった。

俺は世界が真っ白になるのを感じた。

数分間俺はその場で棒立ちになった。
これからどうするか、こんな深夜に病院に電話か
それとも明け方まで待ってから電話するか。
いや、こんな状態で朝まで正気を保てるのか。
それ以前に医者に何て説明すればいいんだ。
あれこれ考えてしばらくパニック状態になっていたが、
俺は覚悟を決めた。
このまま一気に引き抜こう。
まんまと成功してくれるか、それとも糸が途中で切れるか、
はたまたチムポが破壊されるか、
どんな結果でも受け入れよう。その時はそんな心境だった。

そしてトイレに向かった俺は、おもむろに糸を両手で握り、
渾身の力を込めてそれを引っ張った。
一瞬の出来事だった。
股間を刃物で突き刺されたような激痛が走り、
“それ”は俺の体内から排出された。
血まみれの、直径5センチほどの大きさの
スチールウール状にこんがらがった釣り糸が
俺の足元に落ちていた。
とりあえず医者に行って糸を引っこ抜いてもらうという
大恥をかくのは免れたが、その後が本当の地獄だった。
その後俺はトイレで小を致すたびに激痛に見舞われ
大量の血を含んだ尿を見なければならなかった。
その時の痛みは凄まじくて、
尿をチョロチョロと加減して出さないといけなかった。

結局医者に通うのが嫌だった俺は
消毒液を尿道内に少しずつ流し込むという荒療治を行いつつ、
2週間ほど激痛+血尿と戦わなければならなかった。

あの頃は、尿意を催すことが本当に鬱でした。
尿道オナニー愛好家さんたち、
くれぐれもやりすぎに注意しましょう。


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