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スレ208で、井戸の底のミニハウスと女友達Bに住み着いてるモノの
話を書いたものです。
以下、前スレと同じく状況説明(再度、前スレのコピペで失礼)。

・「みえるひと」な女友達Aの言では、Bの身体を出入りしている何か
 普通の霊と違うものがいる(寄生虫?居候?みたいな状態らしい)。
・B本人は気づいてないが、霊的なものは大抵それを避けるから、Bは心霊体験できない。
・とりあえず当時のAが知る限り、ソレはBを守っていた。
・ でもAが感じる気配では、とても善意の守護ではない。っていうか悪い感じらしい。
・ 強力な霊とBのナニかが戦うときにはB当人は爆睡するっぽい←Aの推測

AがB宅を訪問した時のことを、もう1つ話してくれた。
そっちは上手くまとめ切れなかったのもあり、時間がかかってしまった。
こっちも後味悪い話なんで、俺としては誰かにブチまけてスッキリしたい。
すまないが、お付き合い願います。

Aが友人Fと共にB宅を訪問した際、踏み切りではねられた子供の話が出たことは
先に書いた通り。
その原因は知らぬが花で、Bは切なそうにため息をついたそうです。
「辛いよね、小さな子供の不幸って。親御さんは死ぬほど辛いだろうね。私だって、
 この子が大人にもならない内に先にいっちゃったりしたら、どうなるか解らない」
 だよね、とFと頷きあったBは、ふと思い出したように、
「小学生の頃に同級生に不幸があってね、その子のお母さん半狂乱でさ。
 お葬式に行ったんだけど、近寄ったら凄い目で睨まれて、
 お前が死ねばよかった、何でうちの子がって怒鳴られて怖かった。
 でも、今なら少し解る気がするなあ」
しんみり言ったBは、その時の思い出話をしてくれたそうです。
Bの10年以上前の思い出話 + 俺はAからの又聞き + 少しフェイクで
解りづらいけど、その話は以下の通り。

Bの父親は昔、何年かに一度は異動して引越す仕事をしていたそうです。
で、小学校の3年だか4年だかの頃に田舎に住んでた時期があって、
ベッドタウン化が始まったところ、みたいな町で、小学校には転校してきたヨソ者と、
地元の住人の両方が通ってたそうです。

あるとき、Bは同級生の女の子に、自宅へ招かれたと。
その家は地元の旧家で、他にもヨソ者・地元問わずに何人かの子が呼ばれてて、
単独で来た子もいれば親と来た子もいて、BはB母に送られて行ったそうです。
大きな立派な家で、地元の小さなローカルな行事の時期だとかで、
同級生の兄弟も友達を呼んでて、そこんちの親戚とかも来てて、
ちょっとしたお祭り状態だったとか。

酒や菓子や料理が出て、子供達は遊んで、大人は話をして、
日が暮れかけた頃にそこんちの父親が一同を集めたそうです。
で、お開きの前にすることがあるから、お姫さま?だか巫女さん?だかの役を
やってくれる子供を募る、と言うようなことを言ったらしい。
衣装も道具もあるので、ぜひ新しく越してきた(ヨソ者)の子の誰かに頼みたい。
これから仲良くしたいから、と。
綺麗なヒラヒラした白い服を見て、Bは「ハイハイ!」と真っ先に手を上げ、
「じゃあ君に」となったそうです。
そこの人に白い服を着せてもらい、お化粧してもらって白い布を被り、
おみこしみたいなものの上に載せてもらって大はしゃぎした記憶があると。
B母も「あら〜!可愛いわよ、B」と喜んで写真を撮ったりしていたとか。

そこんちの父親、つまり当主の説明では、おみこしに乗って近所の社へ行き、
担いできた人たちがおみこしを置いて一度離れる。
そしたらお姫様はおみこしを降りて神社の中に入って
お供え物とお酒を置いてくればいい、社の中にいれば迎えに行く、と。
おみこしにBを乗せて何人かの男性が担ぎ、一行は山道を登っていったそうです。

「はしゃぎ過ぎたもんだからさ、行く途中で静かになったら凄い眠くなってね。
 うとうとして、気づいたらもう誰もいなかったから、慌てて神社の中に
 入ったんだけど、もう本気でメチャメチャ眠かったもんだから、
 とにかく適当にお供え物とお酒置いて、そこでダウンしちゃった。
 後でお母さんに聞いたら、おみこし担いでた人が迎えに来たら熟睡してて、
回収して負ぶって戻ってくれたんだって。
『迷惑かけて!!!』ってお母さん怒ってた。
 おまけに、家に帰ってから今度は体調崩して寝込んじゃってさー。
 3日くらい熱が引かなくて、『騒ぎまくった上にあんな所で寝るからよ!』って
 お母さんに叱られまくったよ」

Bが寝込んでる間、祭りの夜にいた地元の大人たちが、頻繁に見舞いに来ていたそうです。
特にその旧家の同級生母はちょいちょい来てくれ、身体の調子はどうか、
変な夢を見て魘されたりしないか、と色々とBに尋ねたそうです。
「お見舞いにって、お姫様の衣装、もって来てくれたの。
私が気に入ったみたいだから、部屋に飾っておいたらいいよって。他にも、
そこの神社のお守りとか、お祭りのときのお供え物とかくれてさ。迷惑かけたのに
怒ってなくて、優しかったんだよ、そのおばさん。だけどね」

続く