[噂の幽霊マンション]
前頁

昭和時代っぽい雰囲気で、布団は敷いたままなのが怖かった。
当時の記憶だから忘れたと思うが、昭和51年のカレンダーを見つけた時が最高に怖かったと思う。

部屋を出て通路に出る。

通路は月の光が入らないから真っ暗だった。

戦争ごっこから探検ごっこに変わった。

図工の時間に作った手づくりライトを片手に各部屋のドアが開くか確かめた。

大体の部屋は鍵が閉まってない状態だ。
と言うよりも半数以上は扉がない。

壁はスプレーでヤンキーが好きそうな文字が書いてあったり、床にはゴミが散乱してる。
俺達は恐れながらも、とある部屋に入った

玄関にはまだ靴があったり生活感のある部屋だった。

玄関を入るとキッチン、奥に畳の部屋が二つ。多分4畳と6畳。

小さい部屋はテレビとテーブル、小さい冷蔵庫のシンプルな部屋だ。
隣は比較的綺麗で何もない部屋だ。

とりあえず休憩する事になった。

いろいろ話をしてるうちに、幽霊マンションに伝わる話の話題に。

ここが幽霊マンションと呼ばれる前は、ある工場の社員寮で家族で住んでる人が多かった。

しかし不幸が続いてる。

子供が屋上から転落して死んで、それで家族が裏手の林で首吊ったり、工場が倒産してからは、一家心中が相次いで2件起きた事など。
その前にマンションが建つ前に古い井戸を強引に埋めた事が関係してるのか?
米沢市では池とか井戸を埋める時は変な供養?するらしい。

Aが怖い事を言い出した。

4階にある一家心中した部屋に行こうと言い出した。
4階には一家が焼身自殺した部屋がある。

噂が本当か確かめるために俺らは恐怖しながら行く事を決めた。

部屋を出てゴミゴミした階段を登る。

2階、3階、そして4階に…

すき間風が人のうめき声に聞こえてきた。

ライトを照らしながら前に進んだ。

俺ら4人は同時に通路に立ち止まる。

正面の部屋には扉がない

別に今まで見た部屋の半数以上は扉がないが
その部屋は違和感を感じた。

4人でライトを照らすと、部屋の形状がわからないくらい焼け焦げてる部屋だ

俺らは無言で固まる。

逃げ出したかったが金縛りにあったようだった。

噂は本当だった


次の話

Part200-2
top