[集落の人々]
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お話聞いてきました
以下、おばぁさんのお話です
「猫が最近おらんようになって、うるさないわ。」
「?臭い?最近顔色悪いし疲れとるんじゃないだか?」
「あんたは、優しいこだけ、猫らもついていったんかなぁ」
以上です・・・
これから、集落の人に話を聞きにいってきます
お話聞いてきました。
まだ分からない事だらけですが、わかった事を書きます
私に(正確には家に)ついて来たのは、ぎゃだあ婆ぁというらしい
ぎゃだあ婆ぁは未婚女性(処女?)の家につく。しかし、本当の住家(社?祠?)がある
あのおばぁさんの家系は、昔ぎゃだあ婆ぁと喧嘩して、村八分にされた
ぎゃだあ婆ぁの祠に供物をお供えし、引越しすれば住家にかえるらしい
結局分からないのは、あの臭いが何故私だけするのかと、猫の事です
御住職にもお話を伺いました。
ぎゃだあ婆とは、昔その地区にあった神社の裏に住んでいた、食人鬼だそうです。おばあさんのひいおじいさんが逮捕したそうです。
しかしその後、逮捕した方が死んでしまい、祟りが飛び火するのを恐れた村の人達が、おばあさんの家を村八分にしたそうです。
現在はその神社は無いようですが、小さな祠があるとの事です。
あと、住職の叔母にあたる方もあの臭いを嗅いだ事があるらしく、だからといって、私に力がある訳ではない。運が悪いと臭うだけ。だから、余り心配しないようにとの事でした
しかし住職さんにも、ぎゃだあ婆が何故私の家に着いて来たのかは分からないとの事でした