[温泉旅行]

それは3年くらい前に、友人2人と「たまには温泉でのんびりしたいよね」
の一言からはじまりました。

「どうせなら、観光地よりもひなびた感じの落ち着いたところのほうが
いいな。」
「ガイドブックにのってるとこはどうもね、人も多いし。」
皆それぞれ好きなことを言いながら、「あーでもない」「こーでもない」と
やっていた末に、道南のとある温泉旅館に決定しました。

出発の朝は快晴だったそうです。全員が各自の荷物を持って集合しました。
その温泉迄約4時間。途中コンビニによったり、ガソリンスタンドで
給油したり、たのしいドライブでした。その旅館につくまでは、、、

チェックインをしたのは午後3時位でした。
それまで快晴だった空も、いつのまにか雲がたちこみだし、今にも
雨がふりそうな気配です。

しようがないのでとりあえず「部屋にいって休もう!」という皆の意見に従い
部屋に案内してもらって、その部屋の戸をあけたとたん、
「ざわっ」としたそうです。

いきなり気温が下がったような感じ。

「自分一人だったら部屋を変えてくれと言うけれど、みんなを怖がらせたくないから。」だまっていました。

その部屋でテーブルでお茶を飲みながら話をしている時にも
後ろからの”視線 ”を感じていたそうです。

ほかの2人は「暑い!」といっていましたが、姉は寒くてたまらなかった
そうです。
続く