[遭遇]

では、貴船神社で遭遇した話

かなり昔の話なんで伝わりにくかったらご勘弁。

免許取り立ての頃って皆そうだと思うけど、車の運転が嬉しくてよく夜中に車であっちこっち行ったもんだった。

その日は俺を入れて男3人女2人の5人組で友人の運転する車に乗り、特に行くあてもなくドライブしてた。
ちょうど今くらいの季節で当然というか何と言うか、肝試しにでも行くかって流れになった。
どこに行こうかって話をしていて、最初は深泥池に行こうってなったんだけど以前に俺と友人がちょっと怖い目に遭ったので猛反対した。
そうしたら女の子の一人が貴船神社の丑の刻参りの話を始めた。
みんな丑の刻参りのウワサは知っていても実際にやってないだろうと思っていた。
今みたいにネットが普及する前の事だったから、こういう怖いウワサは人から伝え聞く話ばっかりだったし、まして人伝に聞く話は眉唾ものだと思っていた。
じゃあ、本当にやってるか確かめようって事になり、軽い気持ちで貴船神社に向け出発した。
深夜にこんな所を車が通っているはずも無く、辺りは静まり返っていた。

真夜中で車もいなかったので構わないだろうと思い手前の駐車場ではなく、参道入り口の鳥居の前に車を停めておいた。
後でこれが幸いするとは、この時は微塵も思っていなかった。

これは俺の小学校時代の体験談です
5年生の時Y(女)という転校生がやって来た
体育の授業があるわけではないのにいつも体操ズボンを履いてきているオカッパ女だった
俺は「変な奴」と思っただけでそこまで気にしなかった
そして三学期に入った頃あいつは当時イジメの標的だったI(男)と仲がよく
ラヴレターの書きあいなど両思いのような関係だった
そういう関係は小学校というところでは結構広まる感じで皆がいろいろな噂を立てたりしてた
ある日その二人が昼休みにイチャついてたので俺はなんとなく絵を描きながら見ていたら
Yが「見んな!ツバかけるよ!」と怒鳴ってきた。
当時ガキ大将のような存在だった俺はそんな言葉を言われて黙ってるはずがない
「かけてみろwwww」と言ってニヤニヤしてた
するとYは俺に近寄ってきてブフッとツバを吹きかけてきた
もうね、教室に居た見んな放心状態。
俺も本当にやられると思わなかったのでもろ顔にかけられて、放心状態だった
次の瞬間我に返って「なにしやがるコラァッ!」と怒鳴り散らしたが
Yの追弾は更に続く!
俺はそういう事をやられるのが本当にキライで多分小学校生活で一番ブチ切れてた
女とか関係なしにボッコボコにしてやった
血とか出まくってた(鼻血だけど)
殴ったり蹴ったりしてたら近くにいた先生をだれかが呼んできたようで俺は止められた
Yは泣きじゃくってて俺は「ざまぁwwww」としか思わなかった。やりすぎとか思わなかった。

続く