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[旅館での一夜]
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本当に何が起こったのか、何だったのかは分からず仕舞い。
全員が何も声を発せれないし、理解しようにも理解できない状況。
時間がたち寒さを感じ始めてきてから男性客が、
「とりあえずロビーかフロントにでもいきませんか?」と全員に向かって言い
玄関前のロビーに向かい、他の従業員も駆けつけて暖房を入れてもらった。
毛布やら上に羽織る物やらを用意してもらい暖かいお茶を飲みながら朝まで無言で待った。
他の従業員達には女性従業員から話をするも信じられないと口にしていた。
さすがに大人6人が震えてるので信じるも何もないだろうが。

朝方になり女性客達は荷物を取ってきて欲しいと従業員に告げて
「なんでこんな目にあうのよ。なんなのこの旅館。」と文句を言い始めた。
男性客と俺と彼女は少し話をして、起こった事を整理しようとした。
「窓の外は墓地か神社でもあるんですか?」と彼女が従業員に聞くと
「外は崖になっていて、直ぐ下に川があるだけです。」と答えていた。

そこで風呂場で起こった事を従業員に話すと、風呂の外も川だけとの事だった。
結局何が起こったのかはさっぱりわからず。
外が明るくなってきたので、従業員が朝食を持ってきて、それを食べた。
女性客達は直ぐに帰りたいからと、タクシー呼び、取ってきてもらった荷物を持って
そのまま旅館を後にした。男性客と俺と彼女は部屋に戻り荷物を纏めようとしたが
やはり恐怖が残っており、他の従業員に着いてきてもらった。
そして荷物をまとめて車で駅まで送ってもらう事に。
男性客は車で来てたようで、そこで挨拶を交わし別れた。

車に乗り込み、駅へ向かう途中車窓から川の方向を見たときに何かが居る様な気がした。
ただ、何も見えなかった。駅に着き、
運転手が「本当に申し訳ございませんでした。又の機会をお待ちしております」と言い帰っていった。

二度といくか。

彼女と色々考察してみたけど、あの塊が霊だとしたら何なのか。
誰かに憑いていたのか。それともあの旅館にいたのか。
俺が金縛りに会った時に聞こえた「助けて」は誰が言ったのか。
結局わからないままです。
自分が何となく思ったのは、
部屋によって異なっているだけなのかも知れませんが、
布団の置き場所が上下段が異なっていたのと、
女性従業員に聞いた際に自棄にむきになって否定してたので
旅館側は何か知ってるのかな?とも思います。


自分は二度と行く気は無いですが、
未だにその旅館はその温泉街で経営を続けています。
場所は言いませんが、その辺りは何か曰くでもあるのかもしれません。
ただ実際変な体験だったので表現するのも
難しく、実際のところ何もわかってません。

長文の上、誤字・脱字もあるかと思います。
また、初めて書き込みするので文章が纏まってないかもしれません。
申し訳ないです。
それと、自分にとっては、洒落にならなかったので、
洒落怖かほんのりで悩みましたがこちらで。
以上で体験談終わりです。


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