[俺の影]
もう5年も前の事20才になった位からか、俺は霊感がなぜかなくなりまぁ平和な日々を送っていた。
当時は渋谷のclubでHIPHOP系のイベントのオーガナイザーをやってたから毎日渋谷で遊んでた。
今はもうないけどその日イベントをやった箱は渋谷の新南口を出た所にあったSと言うclub。
イベントが始まりタイムテーブル見ながら友達と酒を飲む。オーガナイザーなんてイベント始まれば暇だからナンパしたり踊ったりしてた。
ここの箱に限らず渋谷のclubは幽霊が出る場所が多い。Sはあまり広くないのに幽霊が出るって渋谷で遊んでる人の中では有名な話しだった。
イベントも半分終わりダンスのショータイムになりスタッフに任せて俺はコンビニへ…何を思ったのか少し散歩する事にした。
新南口を出て左側に行き路地を入ると汚い川があった。コンビニを出る時から何となくつけられてる感じしていた。
俺ってモテるからしかたないかwとか思いつつ話しかけやすいように少し明るい場所でタバコを吸う。
気のせい?そんなハズはない…今も視線は感じる…
少し待ったけど変化がないので戻る事にする。そして10mほど歩いた時に声がした…
??「カ*ロウ…」
はっ?誰だ?帰ろう?何を言ってるんだと思って振り返ると…
さっきまで俺がいた場所に俺がいる…
正確には俺の姿をした影?闇がいる…
街灯の下なのに暗いとしか言えない…
そして俺の影は言った
「カワロウ…カワロウヨ…変わってよ?」
そして奴は立ったまま金縛りになった俺に手を伸ばす…
10m離れてたはずなのに首を絞められる…
10m離れてたはずなのに目の前にいる…
影「死ねば変われる…死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね…」
そう言って更に強い力で首を絞めてきた瞬間携帯が鳴った
携帯が鳴って死ぬほど驚いたのは俺だけで奴は相変わらず首を絞めている
昔からこんな時はお経を唱えるんだけど、この時は携帯が鳴りだした為に頭真っ白…
やばい…これは死ぬかもって思ったら携帯が手から落ちる。携帯が落ちると同時に
女「キャーー…」
突然の叫び声!今度はなんだと思った瞬間体が自由になり首を絞めてる俺を突き飛ばす!