[邪教]

以前、ここに話を投下した者です。
嫌韓の人、かなりぼかして書いたつもりだけれど、思い当たった
某宗教団体関係者の方は読み飛ばして下さい。


ある日、俺は在日朝鮮人の友人Pに呼ばれて郷里に戻った。
Pはガキの時分からの悪友で、一緒に悪さをして回った仲だ。
地元では一番仲の良い友人だったが、Pとはある事件以来距離を
置いていた。
P絡みで俺は酷い「祟り」に遭い、韓国人の「祟られ屋」の元に半年も
身を置く羽目になったからだ。
そして、その時から俺の人生は狂ったのだ。

表向きの用件は前年に胃癌で亡くなったPの親父さんの法事のような儀式だった。
Pの親父さんは俺のオヤジの友人でもあり、俺はオヤジの名代として顔を出した。
儀式の詳細はわからないが、テーブル一杯にたくさんの料理が並べられており、
家督を受け継いだ儀式の主催者であるPが、その料理を一箸づつ先祖に
捧げるといったものらしい。
夜、方々から客が集まり、その料理を肴に酒宴が開かれた。

「祟られ屋」の元に行って以来、俺もPも酒も煙草も飲まなくなっていたので
宴会の時間は長く感じられた。
そろそろ日付も変わるかと言う時間になって宴会はお開きになった。
客が帰ると広いPの家はしんと静まり返った。
両親が亡くなりマンションを引き払ったPはこの家に一人暮らしだ。
片付けは明日で良いと言ってお手伝いさんも帰してしまっていた。
俺とPは無言のままリビングのソファーに向かい合って座っていた。

日付が変わり、1時を過ぎた頃か?
表で車が止まる音がした後、インターホンが鳴った。
Pは玄関に出ると来客を招き入れた。
Pがリビングに連れて来たのは白髪頭の男と30歳前くらいの女だった。
男とは面識があった。
俺とPが祟られ屋の元に行った時の世話役だったキムさんだ。
俺は腹を括った。

祟り騒ぎの時に職を失った俺は、キムさんや祟られ屋の「マサさん」に繋ぎを
付けてくれたシンさんの紹介の仕事で食っていた。
Pに呼び出されたのもシンさんの仕事絡みだったのだ。
仕事の内容は、要するに女のボディーガードだった。
しかし、話はそう簡単ではないだろう。
単なるボディーガードなら、一部で非常に有名な「アカ空手」の猛者がキムさんの
ところに何人もいるからだ。
「祟られ屋」マサさんの所で修行した俺やPが必要な話しなのだろう。

女は帰化した元在日3世だった。
日本人の夫と5年前に結婚し、将来子供が生まれたときのこと等を考えて
帰化したのだと言う。
それならば、マサさんやキムさんの出番はないはずだ。
女は「イニシエーション」が済んでおり、日本の神々の加護が受けられるので、
トラブルが何であれ、普通の僧や神官、拝み屋で事は足りるはずなのだ。
以前に書いたように、朝鮮民族は日本の神々の加護を受ける事は出来ない。
それは朝鮮人の「血」の宿命であり、日本で生まれた在日でも変わりはない。
しかし、「イニシエーション」を通過した朝鮮人は日本人として日本の神々
の加護を受ける事が出来る。
男の場合は日本と言う国の為に血を流すこと、女なら日本人の妻となり子を
産むこと。
今の日本ならば、日本国に帰化して日本の「公益」の為に働く事。
日本人としての意識を持ち、その意思を示す行動が必要なのだ。
そして、関門を越えた者の子孫は日本人として、生来的に日本の神々の
加護を受けられるのだ。

続く