[電話ボックス]
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「ガチャン!!ピピーッ・・ピピーッ・・」
Tはあわてて受話器を置きました。
Tは慌てて受話器を置きました。
「これ、ヤバイよ・・もう行こうぜ」
「い、今の声・・何だよ・・?」
Sがしつこく聞いてきましたがTはSを押しやるようにして外に出ました。
そして、ふとTとSが今出てきた電話ボックスを振り返ると
そこにはとんでもないものが映っていました。

反射した電話ボックスのガラスの向こうから女が走ってくるのです!
反射したガラスの向こう・・・つまりそれはTとSの背後です!
TとSはおもわずふりかえりました!
が・・だれもいないのです・・
走ってくる音も聞こえません。
再度電話ボックスを見るとやはり、ガラスにはその女が映っています!
更にその女は猛スピードでTとSに向かって走って来ているのです!
そう、反射したガラスの中だけで・・・
2人はいちもくさんに逃げてTのいえに駆け込み、そのまま一夜を過ごしました。
翌朝、ほっとした2人はTの母親の発した言葉にまたさらに凍り付きました。
「昨日、夜中近くに電話があってね、
ああああああああああああああああああああ
っていう気味の悪い女の人の声が聞こえたのよ。
お母さん、怖くって電話切っちゃった」
いろいろまつわる話はありますがこの話がいちばん近所で有名でした。

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