[敬老]
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葬儀が終わって半年後。
私はふと思い立って、仏壇に、祖父の好きだった番茶を供えました。
心の中で
(おじいちゃんどうか安らかに)
そう祈ったときです。
耳に息がかかりそうな至近距離で
祖父の声で一声「うああ」と呻き声のようなものが聞こえました。
私はすごい速さで振り向きましたが何もありません。
あの恐怖感…祖父は今も苦しんでいるのでしょうか。
それとも、幸せなのでしょうか。
幸せならば呻き声ではないでしょうし
私もそんな状態の祖父には恐怖を感じないように思います。
生前の苦しみを今も患っているとしたら
なんともやるせない限りです。
今は毎日、お茶をあげるようにしています。

つまらない話でごめんなさい。
でも、全部本当の話です。
仏壇に供えられた祖父の遺影、毎日喜怒哀楽がはっきり見て取れます。
そのたびに、しっかりしようと自覚します。
ここに書き込んだのは
素晴らしいまとめサイトへのお礼と
老人に関する問題意識の提議のためです。
いい区切りになりました。
読んでくださったお方に感謝します。


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