[始まりは墓地]
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なぜか目が覚めた私は、あたりを見回そうとしたのですが、体が動きません。
必死に声を出そうともしているのですが、声も出ないのです。
そして、何かに首を絞められるような感覚にあい、1時間ほどでしょうか、動けなくなってました。
それから気を失ったのか、朝を迎えていました。
まさか、あれも夢なのかな?疲れているのかな?と思い、気にせず日々を送っていました。

それからしばらくして、毎晩同じ夢を見るようになりました。
いきなり車が突っ込んできて、人がたくさんいる中で、その車に引かれているのは私自身でした。
車に引かれて血まみれの私・・・その車の下から、人とは思えないような姿をした何かが
こちらのほうをすごい形相でにらみつけているのです。周りの人はそれに気づくそぶりもなく、
それは私のほうに近づいて来るのです。危ないと思った私は、必死で走っているつもりなのですが、
全然前に進めないのです。ですが、いつも途中で目が覚め、怖い夢を見続けることになりました。
また同じ夢。いつも見る夢なのに何かが違う。起きても私はその夢を夢とは思わないほどしっかりと
記憶していました。

何かがおかしい。そう、毎晩その夢の中の何かが私に近づいているのです。確実に。1歩づつ。
そんなある日、とうとう、夢の中で私は追いつかれてしまい、手首をしっかり捕まれました。
あまりの恐怖に目覚めてしまい。手首を見ると紫色の痣が残っていました。
私は今までに感じたことのない恐怖に囲まれて、夜を眠ることが出来なくなりました。
一週間くらい私は眠れぬ日々を送り体の疲れはピークまできていました。
それでも眠れなかった私は、部屋の電気、コンポ、テレビを付けっぱなしにしたまま夜を過ごしました。
すると突然体が動かなくなり、息も出来ないくらい強い金縛りにあい、
まぶたが勝手に落ちていくのです。気がついたらまた同じ夢。夢の中なのに夢とは思わないほど
現実的なものでした。その夢の中の何かが私を今まで以上の速さで追いかけてくるのです。
「もう追いつかれる!!!」
右肩をしっかり捕まれ振り替えると夢の中のそいつが首を絞めてきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・どこからか、私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
私は目を覚まし前を見ると私の姉が必死に私の名前を呼んでいるのです。
手首・右肩・首に痣が残っていました。なぜか足首にも。
それから姉の知り合いの霊媒師さんにお払いをしていただき、そういう悪夢を見ることがなくなりました。
あの墓地にはなにか強い霊がいるのか・・・。姉や霊媒師さんは私には未だ何も教えてくれません。


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