[ほどほどに]
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俺の部屋は1K。キッチン越えたらすぐにおれの部屋。
それが近付いてきて・・・俺は眼を疑ったね
来たのは泥棒じゃなかった。赤ん坊が天井を這ってるんだよ!
オァァ オァァァァ って野太い声出しながら俺の目の前、つまり天井を
横切るように這っている。
俺は、それまで幽霊とか水子とか鼻で笑って馬鹿にしてたが、その時の恐怖感は
異常だったよ。
・・・もしうかしたら、このまま俺の布団まで這ってくるのか!?
考えただけでも恐ろしい。体を動かそうと踏ん張るが、動けない。逃げても逃げても
逃げ切れない悪夢を見たときみたい。
赤ちゃんが目の前を這って行って、目線から消えた次の瞬間

鬼婆みたいな形相したおばあさんが俺の顔を横からのぞき込んできて
「おまえがぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!」って顔を思いっきり近付けてきた
右手にはなにか肉片みたいなものを持ってて、それはぷくぷく動いてた
思わず俺は「うわああああ!」って叫んで飛び起きたらいつもの俺の部屋
やっと夢から覚めた〜
ほっと一息ついて、起き上がる。罪悪感からきた悪夢だろ、思い着替えて
H子と合流。水子供養にでる。

供養する墓について、そこにいる霊能者みたいな婆さんに水子を落としてもらう
らしいが、そこで俺は驚愕することになる。なんと、今朝見た悪夢に出てきた鬼婆
とその婆さんが酷似していたのだ!

婆さんは俺を見るなり、目をぎらっと見開かせH子にこういった「この男が父親だね?」
H子、きまづそうにうなずく。
婆さん俺をにらんで「あんたがしっかりしないからよ。言っとくけどねぇ、水子ってのは
体を与えられずに命を奪われるんだ。子供の霊は無邪気な分、怖いよ。あんたの人生変えるよ」
俺は「はっ?」とか思ったが、まぁ、婆さんは女遊びを慎むように説教してくれたんだろうと
勝手解釈しなおし、「はい」とだけ答えた。

婆さん曰く、今回の水子はH子の先祖の墓には入れないらしい。H子の嫁ぎ先が旦那の家だから
俺の子供は入れないらしいのだ。霊の世界までイエ制度に縛られてんのかよ!って笑っちまったが
まぁしゃぁない。とりあえずお祓いを受ける。
帰ってから、俺は久し振りに女友達とあうことにした。たまには若い女も抱かないとなw
A子を家に呼んだ。A子は霊感があるといってはばからない、不思議系天然娘だから一連の話を
聞かせてあげようと思って。
A子は何も知らないはずなのだが、A子は部屋に入ってきて俺を見るなりこういった。

A子「すごいもの背負ってるね」
俺「!!!???」
すげービビった。A子は冷静に淡々と話しだす。
A子「相当やばいよ。背中にいる子、笑ってる。無邪気な笑顔」
俺「お前、本当に見えるんだな」
A子「サイテー」
A子はそのまま帰って行った。

その後、悪夢に毎夜うなされ、睡眠不足になる。さらには肩や腰が
すぐに凝るようになり、体調不良。仕事も休みがちになる。
内科では原因不明ということで心療内科にかかったら、俺の診断名は
「仮面うつ病」だと。
おかげで仕事は病休を取ることとなるも、そのまま職場復帰できず引きこもり

いまだに治療中で、仕事も見つかっていない。
だから月曜のこんな時間から書き込めるというわけさ。
よう、これからよろしくな、おまえらw


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