[危険な朗読会]
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その後、私は両親に外出を許してもらえず、
彼女たちとは電話でのやり取りのみとなりました。
しかし、私はあの日のBちゃんを思い出すとBちゃんには
電話出来ず終いでした。
もちろん、AちゃんもCちゃんも。
出禁が解け、夏休みが終わり始業式、
Bちゃんは欠席しました。
その日、A・C・私の3人でBちゃんの家に行きました。
いくらピンポンを押しても誰も出てきません。
3人は諦め帰路につきまいた。
C「あ!!」
Aちゃんと私はCちゃんの指先を見ました。
白いカーテンの架かった2階の窓。
誰も居ません。

それから暫らくして、ホームルームで担任の先生が
Bちゃんの転校をつげました。
そして、先生も親もBちゃんの行き先については
何も教えてくれません。

Bちゃんは何処へ行ったんだろうか・・・

今、思うと子供の頃の好奇心が恐ろしく感じます。

今、書いてて気が付いたことがあります。

白紙に書かれたトリイの向きがBちゃん側に向かって

入り口だったのではないかと・・・


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