[民宿の怪異]
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急いで先生の元に行き「私達の部屋が変で(ry」って訴えたけど、「あれは冗談だから大丈夫よ☆」とか馬鹿な事言ってたからもうしょうがないと思い部屋に戻った。
あとこの日はこの後外に行く予定だったから、なんとか大丈夫だった。
夜。今日はキャンプファイヤーがあった。
皆で歌やらダンスやらで楽しくて、例の話なんて忘れていた。
でも最中に一人の子が泣き出した。泣き出した子はいわゆる、見える子だった。
私「どうしたの?大丈夫?」
その子「・・・そこの木!」
私「え?木がどうかした?」
その子「いるの!木の影に隠れてこっちを見てる女の子が!白いワンピース着て笑ってるの!最初からここへ来た時嫌だと思ってて泊まりたくなかった!こんな事になるなら休めばよかった・・・うわぁ〜!」
その子とにかく錯乱して泣き崩れてたから医務室に運んだけど、その後皆青ざめてたよ・・・
キャンプファイヤーも終わり、後は寝るだけになった。
最初は「夜絶対何か起こるよ〜」って同室の子達は怖がってたけど、疲れもあったからか皆割と早く眠れたみたいだった。
(怖いことといっても途中一番端で寝てた子が誰もいない壁側から息吹きかけられたみたいで「今耳に息吹きかけられた!」ってくらいしかなかった。)
一泊二日の二日目の朝。
「怖い事もあったけど今日で終わりか〜」なんてほのぼのしていたら、何やら廊下が騒がしい。
特に騒いでる子(男子二名)に騒いでる理由を尋ねてみた。
男子A「昨日の夜、トイレに行きたくなって目が覚めたんだ。男子Bもトイレ行くっていうから、僕が先に入ってBには前で待っててもらったんだ」
男子B「それで俺、Aのトイレ待ってたんだよ。そんで暇だからドアの方見てたらさ、ヒタ・ヒタって音するんだよね。
気味悪いけどジーッと見てたらだんだん音の主が近づいてきて、ドアの隙間からソッと見たら、白い着物着た髪の長い女が廊下歩いてるんだよ!深夜に、しかも浴衣ならまだしも白い着物って・・・。目が合ったらどうなってたか・・・」
二人は嘘つくような子じゃなかったし、本当に顔が青ざめてたから聞いてるこっちもゾッとした。
自分は怖い目にあってはいないけど、やっぱりこの民宿は来るんじゃなかったと思った。
私達が六年になり、五年生の子達に「林間学校の時はあそこは気をつけたほうがいいよ」って言ったけど、多分あの民宿に泊まったのは後にも先にも私達の学年だけっぽいです。
何故だ・・・orz