[小屋]
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小学校の頃家族でキャンプにいったんだけど。
そこに行く途中の山道で草刈をしている老人の団体さんに
呼び止められて、
「あんたら、どこいくの?」ってきかれました。
親父は
「今日、この奥でキャンプしようとおもって・・・」
じいさん「あそこはあんまりよくないから、やめたほうがいいよ」って
でもきた道をかえるのも面倒だったので忠告もきかず奥の滝壷にいきました。

すると何組かの家族ずれと釣りをしている人がいました。
少し上流のほうにいきテントをはって火を起こしたりとキャンプの準備を
していたのですが、夕方4時くらいになると周りにいた人たちが
ぽつりぽつりと帰っていくのです。
でも僕たちは川を占領できたみたいな感じで泳ぎまくっていました。
と、川の中からテントをみていると、テントをはってある上の林の中に
山小屋みたいな感じの建物がみえたのです。

親父にきいてみると
「山で仕事をしている人の物だろう」ということなので
気にせず遊んでいました。
夕食の焼肉をみんなで食べてすることもないので
川の石を投げたり、花火をしたりしていました。
9時くらいになって昼間の疲れもあって僕はテントに入ってました。
すぐに眠ってしまったのですが、暑さと蚊の攻撃で目が覚めてしまいました。
テントの中にはまだ誰もきていません。まだ外にいるんだ、と思いもう一回
寝ようとしたのですが、なかなか眠れません。

外が気になってテントからでてみると、火もきえかけてて
誰もいません!
はぁ〜?と思い懐中電気をもってあたりを照らしたのですが
家族全員の姿はどこにも見当たらないのです。
時間もわからず、一人で消えかけている火に木をくべて
どうにか火をつけることができました。

続く