[?]
前頁

「帰らないでくださいよ!!!」

と念を押すと

「わかったよw」

とか言ってる。
帰る気だったのかよ…。

トンネルを歩いている最中は神社の事よりも師匠の車があるかどうかの
方が正直気になった。
何度も振り返りながら進む事にした。

振り向く。

車ある。

歩く。

振り向く。

車ある。

歩く。

振り向く。

車ある。

歩く。

振り向く。

目の前に真っ青な顔色の女が逆さずり。

ぎゃーーー!!!
トンネルに響く俺の絶叫。

すぐさま振り向き直してダッシュ!!!
トンネル出口へ逃げる俺必死。

そしてまた振り向いてトンネルを見るとあの女はいなくなっていた。
俺は思った。


ハメられた!

するとトンネル向こうの入り口から師匠の声が。

「振り向かなきゃ大丈夫だよwさあ帰ろうかw」

思いっきり笑ってやがる!
なんてやつだ!
大丈夫なんて言われてもまだ膝がガクブル言ってるんだよ!

…でも迎えに来てくれるような人じゃないしな…。

仕方なく向こうの入り口までまたダッシュ。

…確かに振り向かなければ大丈夫らしい。
いや、久々にマジで吃驚した。

向こうの入り口に着くと師匠がニヤニヤしながら

「ベタなのがいる所だからちょっとスパイスきかせた方がいいかなって思ってさ。」

効かせすぎだっつーの!
つーか心臓弱いやつなら死んでるって絶対。
ルート変更したのも、神社があるって事も絶対知っててやってると思った。
ていうか、なんかもう喋る気がおきん…。

「じゃ、帰ろうかw」

師匠のこのそっけない一言で帰る事に。
車に乗った後、師匠はなぜかUターンをして来た道を戻った。
あれ?真直ぐ行っても帰れるんじゃないの?
てかルートなんてどうだっていいんじゃないのか?
不思議に思って聞いてみると。

「神社、あったでしょ。」

「ありましたけど。」

「あそこはちょっとね。」

「やっぱりなんかあるんすか!?」

「うーん…ボクにはね。」

「え?」

「祓われちゃうんだよね、ボクはね。」

え?え?
何言ってるの?
祓われるって今俺の隣にいる人って人間でしょ?
違うの?
え?
頭パニック。

「あのトンネルがあそこまでの現象でストップしてるのは、あの
神社っていうか、神主がね、凄いんだ。」

「いやでも師匠は人間じゃないですか。」

我ながら変な質問だ。

「ほんとにそう思ってる?w」

「は?そりゃ思ってますよ。」

「そうだよねw」

意味わからん会話…。
その後、家まで送ってもらってお開き。
でもよくよく考えてみるとじゃあどうして神社とおらなかったんだ師匠?
未だあれはよくわからん。
ケがどうとかよく言ってたけど、それと関係あるのか?
だがその日はもうそんな事どうでもいいと思うくらい師匠に腹がたっていた。


次の話

Part144menu
top