[オアリャガミスン]
俺が厨房だった頃実際に体験した話なんだけどさ
高校3年の夏休みに数人の悪友と女友達とか連れて(7人位だった気がする)
花火した後お決まりの心霊スポットに逝こうぜ!!とか言い出したアホがいて
肝試しに行ったんだ。
んで地元で有名な心霊スポットとか数カ所回ろうって話になって
軽自動車2台で逝ったんだよ
まぁ、最初はラジオとか(その当時金がなかった為カーステなんか買えなかった)
ケータイの着うたとか流しながらワイワイやってたわけ
そしたら、○○の森公園って言う公園があって(市民公園)
中に城跡がある公園でさ入り口から中が見えないほど木が
生い茂ってる気持ちの悪い森。近くに地元では首つり山って
呼ばれてた森(?)があってかなり気持ちが悪い所
(城跡って言っても何もなくて木で作ったテーブルと木を
そのまま加工せずに作ったイスがある不思議な所)
周りは田んぼだらけなんだけどさ、そこだけ異様に気持ち悪い
場所なんだよ
夜に人通ってるの見た事ないし、親に行くなって言われてた
(でも、悪友と組んでよくその道通って男の青春ビデオを買い
に行ってた)
その公園とにかく気持ち悪くてさ、夕方位に中に入ると
街頭とか無いから真っ暗なわけ。ほとんど日の光が入って
こないし、肝試しに行ったら絶対にケガするような危ない
場所。そんな場所に行こうって言い出した(肝試しの言い出
しっぺと一緒の香具師)アホが居たわけ。
俺は「イヤイヤ・・・馬鹿じゃねーのお前・・・」って
言ったんだけど、アホはなんか乗り気でさ言う事きかなかったわけ
んで結局行くことになって、車で行った(その公園は裏側に駐車場(?)
みたいな所があってそこから入れる様になってる)
んでもってその公園、城跡があるって言った場所は一本も
木が生えて無いんだよ元々生えて無かったみたいに
車を停めた時にキーを確かに抜いた筈なんだけどさ
皆降りて、車にカギかける時にエンジン掛かったんだよ
1回だけだけど、キュルルルッフォン!って。
えっ・・・?と思って車見たんだけど何もなってない所か
車のドア開けてサイドブレーキとかニュートラルになってるか?とか
全部チェックしたけど異常無し。んで友達に「何してんの?」って聞かれて
エンジン掛かった様な気がしたからチェックしてるって言ったんだ
そしたら気のせいじゃないか?って言われたらから率直にそっか
気のせいだよなって思ってその公園の中に入って行った。