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30分くらいだったと思います。
終ってから住職さんと祖母は私のところに来ました。
「今日、ここに来るの大変だったでしょう」
「はい。Uターンしたり遠回りしたり、いつもなら3分で来れる所なのに1時間くらいかかりました」
「あのね、アンタ水子の霊を6体しょっててね。アンタがここにきたら自分らが消されるのを知ってるから、来させないようにしてたんだよ」
「えっ・・・・・私、水子はいません」
というと、住職さんはゴニョゴニョと何かを喋りました。
そして
「最近、新しい家族が増えただろ。水子はそっからきとる」
と、言いました。
義姉の子??????
兄がバツイチの女性と結婚したことを祖母が話すと、6人のうち2人が義姉の子供で、あとの4人はこの世に彷徨っている同じ水子だと説明してくれました。
そして、この水子達は成長している。
とても怖い霊だと言いました。
そのあと、私のお祓いを4人掛かりでしてもらいましたが
全部祓いきれなかったそうです。
義姉が水子に「ごめんね」という気持ちが見てない限り、子供は成仏しないと言われました。
「たっちゃん」とデパ地下で私の足に焼き鳥の串を刺した子が義姉の水子だそうで
この2人は成仏せずに、お寺から姿を消してしまったそうです。(逃げた)
その後、義姉に水子のことを話すと
2人とも前夫のことがストレスで流れてしまったと悲しげに話してくれました。
住職さんが言ってた通りに、義姉が供養をしないといつまでもこの世に残って成長するから
早くに供養をするよう言いました。
姉はすぐに供養するからと言いました。
その後、しばらくは何も起こりませんでした。
私は姉が供養をしたものと思っていたのですが、先日、2人の子供を会社のエレベーターの外で見てしまいました。
私はお祓いをしてもらった住職さんから肌身離さず持っているようにとお守りを頂き、首から下げているのですが、
お守りの影響か、子供達は私に近づけないようで
廊下からエレベーターの中にいる私をドアが閉まるまで睨み続けていました。
「たっちゃん」の来ている青いTシャツと、もう1人の子が来ている白のランニングシャツが
前に見かけたときよりも身体に合っていないことがわかりました。
2人は確実に成長しているのでしょう。
義姉にはあれ以来、会っていません。