[「俺」の夢]

これは20の時の話し。
俺の友達に20年間夢をみない奴がいた。
夢を覚えて無いだけかも知れないがとりあえず、夢を見ない奴だった。
その友人新井(仮名)は当時の彼女と海外旅行に行く予定を立てていた。
普通はカップルだけでいくものだが、なぜか新井の彼女は友達を連れて行くといいだし、新井と喧嘩になった。
そこで新井から電話があり、彼女の友達と顔も合わせた事ないのに一緒に旅行に行って新井だけ独りぼっちになるのもやだとゆう内容だった。
そこで新井は俺にも付いて来て欲しいといった。

俺は当時彼女もいなかったので、もちろん行くと答えた。
とりあえず4人で顔合わせをする事になった。
がその前の晩に新井が夢を見た。
新井から電話がかかった。
新井「おい、俺昨日はじめて夢みたよ!おまえとは小学生のころからの仲だから、俺が夢みないの知ってるよな!?」
俺「おっ初夢か、内容覚えてる?エロい夢か?」
新井「ちげーよ、今日の待ち合わせの夢だよ」
俺「おまえ、たのしみにしてたもんな」
新井「たのしみだったけど、なんかおかしいんだよ、彼女のダチの顔までハッキリ覚えてんだよ」
俺「まぁそーゆー事もちょくちょくあるよ」
新井「ちげーよ、ダチの顔見た事ないんだぞ俺。名前しか知らねーもん」
俺「夢の中だからな、どんな顔がでてきたって、お前の想像だから。」
このまま会話が続き、待ち合わせの日が来た
場所は池袋のまるいの前
新井「俺まだ顔覚えてるよ」
俺「じゃあこの人込みの中でその子あててみてよ」
彼女「友達からメール来た、駅付いたって」
もちろん東京の休日は人込みがすごい、俺は100%当たるわけが無いと思ってた。
まぁおきまりだが新井はその子を当てた。
俺と彼女は少し寒気がした。
喫茶店に入り、旅行まで1週間あるので、気長に話していた。
話もいきずまりカラオケに行くことにした。新井「なぁ、俺このあとの事予言できるよ…」新井がふるえながらいっている
俺「えっ?おまえテレビの見すぎだよ」
新井「冗談じゃねーよ、喫茶店の場面も、この後の事も夢で見た」
俺「なにがあったんだよ、この後?」
新井「まだ言えない、いや知らない方がいい」
俺は一瞬くねくねを思い出した
「わからない、見ない方がいい」
に似ていると思った。
そこで恐ろしい出来ごとが起きた。
新井「おい、あそこにおっさんがいるだろ」
新井が指を指しながら小さな声で俺たち4人に話かけた。

続く