[深夜の学校で]

俺が高2の時の夏休み前の体験を・・・。

10年近く前なんだが、当時PSのゲームでトワイライトシンドロームってゲームにすごい影響を
受けて俺は自分の学校でも心霊体験出来るんじゃね?と思い込んでた。
そんで同じクラスのダチ2人で深夜(つっても22時ぐらい)に学校に進入しようとしたが
残念ながら帰宅時に開けておいた1階のトイレの鍵が閉められていた。
がっかりしながらグランドのトイレでションベンをしてタバコを
吸っていた俺達だが、そこに思いもよらぬ出来事が起こった。

(ザク、ザク、ザク)
砂利を踏む足音が聞こえた。
懐中電灯は消してるから警備のおっさんが見回りしてても気付かれないのに
ばれたのか?と思いドキドキしてたが、突然気配が消えた。
もう俺達は心臓バクバク、うちの学校は規則が厳しいからばれたら大変だからな。
1番びびってて糞する個室で隠れてたダチAが気配が消えた途端に急に強気になって
「おらぁ!かかって鯉やボケナスゥ〜」といってタバコをプカプカ。
俺・BはAをしばき再びトイレの奥に
(し〜〜〜〜〜ん)
一体なんだったんだろうなあ?と話しながら帰る事になったんだが

ダチBが小声で震えながら言ってきた。
B「おい、○○←俺の名前。ちょっと待て、いいか?・・・
  Aの後にやばいのが居る・・・急に振り向くな!!!やべえぞ、ありゃあ。」
そう言えば急に強気になってからAは後で黙ったままだった。
何がやばいんだ?と思いそーっと後にいるAを見てみた。
俺「!!!!」
思わず声を出しそうになった
Aは壁にもたれて座り込んでいた・・・問題はその後の壁だ。暗闇のトイレの壁から
青白く光ってる?女の顔がこっちを凄い形相で睨んでいた。
しかも、その顔がでかい。Aの体より大きかったのを覚えてる。
その顔は煙みたいにユラユラと揺れていた。
俺「うごわ!な、なななんだよアレ」」
俺は怖くて身動きが取れなかった。しかし目は逸らせず、女を見たまんま。
B「おいA何やってんだ!起きろや!!!!」
Aは座り込んだまま動かない、動いたのは女の方だった
女「うごおあぁあああああああああああああああああ(男みたいな低い声だったと思う)」
俺とBはその声が合図と言わんばかりにAを置いて猛ダッシュでトイレを後にした。

続く