[見つけたぞ]

オイラの祖父は宮司やってて除霊後に浄霊もしてた人なんだけど、オイラにゃ全く霊感が無い。
そんな訳でオイラの彼女の話

彼女の母方は霊感があり、彼女も受け継いでいるようである。
彼女は実家住まいのため、いつも彼女の方が、オイラの所に車で来ているのだが(オイラは一人暮らし)
ある日、遅くなって帰ることになった(2時前)。
彼女は帰る途中にある寂れた神社と峠が普段から怖いといっており、
なるべく遅くならない様に気を付けていたが、オイラの我儘に付き合って遅くなってしまった。
(オイラは個人的に少々キレ気味だった彼女が怖かった)
彼女が帰ってから20分程経つといきなり彼女からの電話。
普段は、メールだけのやりとりなんで珍しいなと思いつつ出てみると、
パニクった声が携帯の向こうからしてきた。
彼女「○○○(←オイラ)どうしよう!前に気味が悪いって言ってた神社にお婆サンがいよう。」とのコト。
オイラは、カーステレオが聞こえてたんで道交法違反じゃんと内心ツッコミを入れていたが
彼女が「夜の2時過ぎにお婆サン一人で神社の前にいると思う!?

しかも白い着物着てたけど、アレって葬式の時に着るヤツじゃない!?」
オイラは死に装束?ヤバイ!と思いつつ、無視をすれば良いのでは?と聴くと彼女が「神社の前で白いモノが見えたから、何だろうと思って見てたら、お婆サンと目が合ってしまった・・・
その瞬間にお婆サンは、ニタリと口元に厭な感じのする笑みを浮かべた。

続く