[呪殺]
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俺はというと、外出する金はないし、暇だけはウンザリする
ほどあるので、おきまりの2ちゃんねらー街道一直線だ。
気味悪い隣の「儀式」のことも、ある夜、オカルト板の某スレに
書き込んで聞いてみた。そしたら、それは死霊を呼び出すための
●●●という呪法の準備儀式だと教えてくれるやつがいた。
何でも、それは死霊を呼び出して、呪殺のための使い魔として
使役する呪法だそうだ。
俺は面白半分で、いろいろ細かいことを聞いてみた。
ところが、そんなレスのやり取りの間に、もう一人変なやつが
割り込んできた。
そいつもその呪法にやたら詳しくて、先に俺にいろいろ教えて
くれたやつの説明に、いちいち細かいイチャモンをつけ始めた。
「そこはそんなやり方じゃねえぞ」
「それは最強の方法じゃない。最強の方法は別にある」
挙句の果てに、
「オマエ、実際にこの呪法を使ったことないのバレバレ」
「しょせん本で読んだだけの知識だな(w」
俺はそのカンに触る挑発的なレスにちょっと切れて、
「本気で実践してるオマエは基地外」
「オマエは引きこもりで呪術ヲタの変態ニート」
などなど書き込んでやった。
そしたら、そいつも反論してきて
「間違った内容を正す事のどこが悪い」
「その呪法のバリエーションのなかで一番強力なのは、自殺して
自分の霊で直接相手を襲うやり方」
などなどと。俺は更にムカついて
「だったらテメーで芯で俺を呪殺してみろ!不細工キモヲタ野郎」
と罵倒してやった。
続く