[モルモット]

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ある病院に、Aという医者がいました。その男は、研究の為と称し、毎日のようにモルモットを殺していました。ときには、生きたまま身体を切断したりとかなりむごい殺し方もしていました。
ある日、看護婦がAに言いました。
「先生、いくらなんでもモルモットが可哀想ではないですか?」
すると、Aは
「あん?いいんだよ。所詮モルモットなんだから。」

ある日、Aは研究の為、遅くまで病院に残っていました。そして、研究がある程度一段落し、男は研究を切り上げ帰ることにしました。病院を出て、1台のタクシーを止めました。
「おい、○○まで頼む。」
そしてAはタクシーの中で少し寝て、起きた頃にはもう目的地までは数分の所まで来ていました。・・・すると、そこでAはカバンの中にサイフが入ってないことに気づきました。
「しまった、研究室に忘れてきたか・・。おい、悪いが病院まで戻ってくれ。」
そして病院に戻り、誰もいない病院内を小走りで一直線に研究室に向かいました。
すると、サイフは研究室内の机の上に置いてありました。
「ふう・・。とんだ無駄足だったな。」
そうぼやきながら研究室を出ました。

A
・・・すると、廊下の奥の方になにか人影のようなものが見えます。よ〜く目を凝らして見ると、そこには・・・・・・・人と同じぐらいの大きさの、二足歩行するモルモットがいました!そのモルモットは、
「モルモットだ・・モルモットだ・・」
とつぶやきながらこちらに向かって来ます。
「う、うわあああああ!」
Aは驚き、つまずきながらもそこから逃げだしました。しかし、他の通路からもたくさんのモルモットがこちらに向かって来て、Aは無我夢中で病院内を逃げ回りました。
・・・どのくらい逃げ回ったでしょうか。気がつくと、Aは手術室の前にいました。周りにはモルモットの姿は見えません。Aは、
「手術室に隠れてやりすごすしかない!」
と思い、手術室の扉を開けました。するとそこには・・・
「先生、モルモットが来ました。」
「うむ。今日は、このモルモットの足を切断してみることにしよう。」
2匹のモルモットがこちらを見ながらそんな会話をしています。Aはすぐ逃げだそうとしましたが、扉が開きません!そして、周りからたくさんのモルモットが出てきて、Aは捕らえられ手術用のベットにくくりつけられました。
「頼む!助けてくれ〜!!!」
男は叫びました。しかし、モルモットは気にする様子もなく
「では、只今よりこのモルモットの足を切り落とす。」
モルモットが、チェーンソーを持ち出してきました。チェーンソーが勢いよくAの目の前で回転しています。
すると、チェーンソーを持ったモルモットの横に立っているモルモットが、こう言いました。
「先生、いくらなんでも麻酔も無しに切断するのは可哀想ではありませんか?」
すると、チェーンソーを持ったモルモットはこう言いました。
「あん?いいんだよ。所詮モルモットなんだから。」
そして、Aの足にチェーンソーがくいこんでいき・・
「ぎゃあああああ〜!!!!!」

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