[赤いハイヒール]

友人から聞いた親戚(女性)の話
某夏が来れば思い出すところでキャンプ。
早朝用を足すため公衆トイレへ向かった。
時間も時間なのでトイレはガラガラに空いている。
用を足し終え、手を洗っている時にふと気がついた。
今まで自分が入っていたところ以外のトイレのドアが全て閉まっている。
しかし誰かが入ってくる気配も音もしなかったし、
第一こんな早朝にトイレが全室埋まるはずがない。
恐ろしいものを感じ、急いで帰ろうとする彼女は更にあることに気づく。
ドアの下の隙間から見える足は全て赤いハイヒールだった。

次の話

Part111menu
top