[下がれ!逃げろ!]

自分の体験じゃないけど思い出したのでまた書きます。

これは友人が体験(?)した話。
そのとき私も近くに居たんだけど話を聞くだけで全くかかわりなしだった。

まだ学生だったころ、休みの日や講義をサボった日などにバス釣りばかりしていた時期が
あった。近くには、今ではバス釣りのメッカとも呼ばれるような湖もあったが、当時、我々
はもっぱら近くの川がメインだった。(意外に知られていないがバスは川でも釣れるのだ)

その時釣りをしていたのはかなり川幅の狭い川で、ちょっと勢いをつければ簡単に向こう岸に
ルアーが届いてしまうくらいの川だった。
川とはいえ実績があり人気のあるポイントというものはあって、我々が釣っていた場所も
橋がすぐそばにあることもあって、左岸右岸ともにすでに数人が入っていた。
(余談だが、左岸右岸というのは上流から見て左を左岸、右を右岸と決まっている。
下流から見たら右が左岸、左が右岸となる)

適当に対岸正面に人がこないように場所を取り、自分のいる側の岸近く、ついで正面の対岸と
ルアーで狙いながら少しづつ移動していく。

ここからは後で聞いた話になる。
ちょうどロッド交換かなんかで、車に戻っていたため直接は見ていないためだ。

友人はあちこち釣りながら移動していたため、たまたま対岸の二人組みの釣り人の正面に近づ
いてしまった、そのため、またもときた場所に引き返そうかと思いながら、引いてきたルアー
を水面から抜きあげた。そのとき。
続く