[まとめ中]

  これは、私の体験談です。記憶に曖昧な部分があるので、多少正確じゃない部分があります。
しかし、結果や現在起こってる状況は全て真実です。
文章に不手際な点が多くあると思いますが、ご了承ください。
なお、今までこの話は、他人に一度も話をしたことがないので、話した結果、誰に何が起こるか自分自身気になります。
 初めての2CH書き込みで、誤って”怖い話を作ってみないか”のほうにアップしようとしたところ。
その夜に急激な腹痛にあい、数日間入院するはめになりました。
胃に小さな穴が開いたそうです。
神経性と言われましたが、思い当たる理由はありませんでした。
とりあえず、書き終えたのでアップします。
では、かなりの長文になると思いますが、少しの間お付き合いください。

 私は、もともとすごく怖がりで、幼少の頃、よく兄に稚拙な怖い話を聞かされて泣いてるような子供でした。
 今から20年程前の話です。私はまだ10代で、よく夏休みに山や海等にキャンプに行ったりしていました。
その頃から、自分の写る写真に妙な顔が浮かび上がるようになったんです。
山で撮る写真、海で撮った写真、結婚式に親の付き添いで行った時の写真等、ほんの2ヶ月ほどの間に、十枚以上の・・・
いわゆる心霊写真が撮れたんです。
あまりにも頻繁に写った為に、親が心配してA県N市のとある霊媒師に除霊をしてもらいました。
この頃も奇妙な事が色々あったのですが、それは別の機会にお話したいと思います。
はっきりと分かるのは、この事を転機に、私と私の周りは、徐々に変わっていったんです・・・。

私の家は塾をやっており、毎年夏休みに生徒をキャンプに連れて行くことが、毎年の行事でした。
ちょうど除霊を行った翌年の夏、例年のごとく、とある県の県民の森にキャンプに行きました。
キャンプと言っても、テントで過ごすのではなく、県営のホテルに泊まって川や山で遊ぶ程度のものです。
参加者は、大体15-20人程度で3人一部屋で泊まります。
 私の部屋は、次兄(K兄ちゃん)と幼馴染のRちゃん、そして私の3人でした。
その日の夜は、キャンプ初日とあって、興奮して眠れない者と、疲れきって眠ってしまう者の差が、かなりはっきりしており、私たちは後者でした。
暇を持て余してた私たちは、隣の部屋のH君とSちゃんを呼んでみんなでトランプをして遊びました。
 H君たちの部屋も3人部屋なのですが、Y君だけは前者のようだったらしく、6時頃にご飯を食べた後、早々に眠ってしまった為、部屋に残してきたのです。
 午後10時を回り、さすがにトランプも飽き、眠くなる者も出てきた頃、恒例といいますか・・・兄を筆頭にやはり怖い話がぽつぽつとではじめます。
 私は、すでに耐性がついていたので、兄としては、いささか不満だったようです。

時間がたつにつれ、話もおざなりになり、明らかにつまんないと言った感じでいると、兄は、ふと、あることを思い出したんです。
 「なあ、H。Yってさ・・・まだ寝とるかな?」いかにもいたずら好きの子供が浮かべるような笑い方でH君に尋ねます。
急にふられて一瞬戸惑ったH君も、全てを悟ったように同じような笑みを浮かべ、
 「うん、多分寝てるんじゃない?ん〜・・・Y君相当疲れてたからまだ寝とるよ絶対!で、どうすんの?K兄ちゃん」と言
って、兄に期待の目を向けます。
H君の弾んだ声に、待ってましたと言わんばかりに、 
 「ここってさ、確かベランダんとこ柵あるけどさ、つながっとったよな?」と兄が、
 「ちょっと見てみよっか?」H君が窓を開けて確認する。
繋がってるとは言えないが、柵と柵の間が20cmほどの隙間で、子供でも十分渡れる距離でした。
 「OKOKこれなら行けるよ。で、どうすんの?」Hがにこにこしながら戻って来て、兄の作戦を面白そうに聞いてます。
私とRちゃんは、あんまり乗り気でなく、二人でロビーの所にある自動販売機にジュースを買いに行くと言って、部屋を出て1Fにあるロビーに向うことにしました。
Sちゃんは、もう相当眠いらしく、私のベッドの上でうとうとしています。

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