[老婆と謎の電話]

俺の体験談。

当時高@だった俺の話。
バイト先で友達に成ったYちゃんと付き合ってた。
毎日電話して、メールして楽しい日々を送ってたな。
高校は別だったけど、帰りはいつも地元の駅で待ち合わせして、常連並に通ってる茶店へ行く。
学校の愚痴やら、友達の笑い話を毎日の様にして居た。
バイトが休み、と言うかそのバイト先が定休日の日にはいつもYちゃんの家や俺の家で遊んでた。
そこで、Yちゃんの家に行った時に。小さい頃のアルバムを見てて結構楽しんだよ。
で、沖縄に旅行に行った時のYちゃんの写真が有って。
そこに俺は奇妙な物を見つけてしまう。身長150cm前後のお婆さんらしき人。
それが指を指して笑ってるんだよね。
Yちゃんにその写真を尋ねた所、「Yちゃんが此処にも居たの・・・?。」
と呟いた。俺は「え?何が?。」と問いかけた所
「この人家でも見た事が有る・・・・」。と言う
俺は普通に家族だと思ってたんだけどな。と溢した
その日はそんな事も忘れて、一緒に午後の7時位に家から出た。
明日学校休みだしなぁ、などと話しながら俺の家に向かった。
家は妹しか居らず、親が帰って来ないのを確認して予め企てては居たものの
やっぱり妹にも見られると恥ずかしいなだの思いながら家に帰った。
しだいにYちゃんと妹は仲良くなって行った。
俺は妹に「Yちゃんが来たとか絶対に滑らすなよ。」と釘を刺して置いた。
Yちゃんと少し遅い夕飯を地元のイタメシ屋へ行った。
そこの鯛のカルパッチョをYちゃんが絶賛。
「美味しい、生まれて初めて食べた。」などと子供っぽい所が可愛かった

Yちゃんと家に帰って(俺の)事に及んだ後。一緒に寝た。
妹は何やら、彼氏と電話をして居て遅くまで起きていた。
すると家の電話が鳴る。もう2時半だって言うのに、5回程呼び出した後スグに受話器を取る。
「はい、○○ですが。」と言うと、「やっぱり出たじゃん。さっきの嘘だと思ってたよ 」
などと受話器から漏れる。は?と思い、「あの〜間違い電話じゃないですか?」と俺が聞いた
「何言ってんのよ?。○○さんから全部聞いたわよ」、などと言う。俺は鬱陶しくなって即座に受話器を置いた
又5分程すると電話が鳴る。面倒臭いので妹の部屋の子機を取る。
「はい、○○ですが。」と続ける
女は又、「やっぱり出たじゃん。さっきの嘘だと思ってたよ 」
又だ。いい加減ムカついて来て、「間違い電話ですよ?。何時だと思ってんですか?」と勢い良く言う
すると「、何言ってんのよ?。○○さんから全部聞いたわよ。」
又同じだ。でも録音じゃない、俺が話した後にタイミングをきっちり合わせて話し返してくる。
このやろ〜と思い。すぐに電話を切る。又一分もしない内に電話が鳴る
次は電話線を抜いてやった。
それからは電話が掛からなくなった。


朝起きて、Yちゃんと妹が一緒にご飯を作ってる。「なんだか結婚したみたいだ」とか浮かれてた。
昨日の電話の事なんかすっかり忘れて、一緒にご飯を食べた。
その後、Yちゃんと映画を見に行った。夕飯も外で食べてYちゃんをそろそろ家に送ろうと思って居たその時。
Yちゃんが突拍子も無い事を言う。
「・・あのお婆さん、知ってるでしょ?
何の事か分からないまま、指指す方を凝視する。どこかで見た様な。そうだ!、写真のお婆さんだ。
お婆さんはバスに乗って、消えて行く。
Yちゃんが呟く「やっぱり・・・。」
「何が?」と俺が続ける、「あのお婆さん私を何年間も付回してる。」
「え?」Yちゃんが続ける。「あのお婆さん見た日にいつも電話が掛かって来るの。」
若い女の娘の声で。
俺は直感した、昨日の電話だ!。昨日の事をYちゃんに話す。
Yちゃんは泣きそうに成りながら、怯えていた。
「もう止めようこんな話。俺が切り出す」
「そうだね、やめよう。」Yちゃんも承諾する。
この後、とんだもない事が起こるとは、その頃予想もしていなかった。


次の話

Part102menu
top