[先客]

今はもう無いが、俺の通ってた大学に学生が管理してる建物があって、地下にシャワー室もあった。大学的にはNGだが事実上24時間入れて、寝泊まりもできた。
深夜、部室で目覚めてシャワーに向かうと先客が居て鍵がかかってたので外のベンチでしばらく待った。
「キュッキュッキュッ」
とコックをひねる音がしてシャワーが止まった
一度種火を消すとお湯がでるまで物凄い時間がかかるオンボロだったので俺は「火つけといていいですよ」と呼び掛けた。
返事は無かったが了解されたものと思いしばし待つが、中々出てこない

さすがに遅いなーと思ったときに
「ガチャッ」
と鍵が開いた
が、出てこない


中に入ってみたら
誰もいなかった



口火は消さないでおいてくれたよw
怖くて浴びれなかったけど


次の話

Part212
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