[呪い]

自分では洒落にならないくらい怖いことがあったので投下させてください。
もしかしたら怖くないかも・・・

あれはほんの五日ほど前だったでしょうか、
一人で本当にあった呪いのビデオを観ていました。
観たら呪われるみたいな動画がムービーに2本ありまして、
その呪われる2本どちらも観たことがある。と記憶していた
のですが思い出せませんでした。
呪われるという動画観ていると突然悪寒がしてきました。
暗闇のどこかで何かが[いる]ような不思議な感覚、そして
魂が直接何者かに見られているという感覚。
鏡が右手上方にあるが見たくない、パソコンを枕元に置いて
うつぶせで寝ながら観てるのであるが、テレビの下に移る何かも見たくない。
呪われるビデオを見終わり、さっさとその日は寝て忘れることに。

次の日、何事もなく太陽は誰にも等しく昇り沈んでいった。
日が暮れ、俺は前日に起こったことなど全て忘れて眠りについていた。
……最初に見た夢は、ありきたりな夢。場所は学校だった。
黒い影がふと現れ、一度捕まると一週間以内に危ないことが
起こると告げられ、二度目に捕まると影が嘲笑気味に笑いながら何かを囁く。
一度捕まった、二度目は何とか逃げ切れそうなとこまできた…
というところで目が覚め暗闇の中、自分の部屋にいた。
(一度目を開け確認して目を閉じた、でもこれも夢の中…)

部屋には、多少の明かりもなかったように思う。でも囁く声が聞こえる、誰だ?
今思うと自分の声のようだった。その声は『パソコンを見るな』としきりに呟いている。
途端に頭の上、パソコンがある方から電源がついてブゥ〜ン
という音が聞こえディスプレーも付いたように目の上方が明るくなる。
見たい、見たい、見たい…。見てしまったのかもしれないがその後の夢はもう覚えていない。
あまりの恐怖で今度こそ本当に目が覚めたようだ。

寒い…とてつもなく寒い。凍えそうだ、でも動けない。
意識を集中しろ、暖かさを感じるんだ、ここは自分の 部屋の布団の中だ。
心でそう呟いていると一瞬だけ暖かくなった。 でも暖かくなってすぐ、寒くなる。
意識を更に集中させて一体何が起こってるのか感覚を研ぎ澄ませる。
うぅっ…どこからか視線を感じる、 こで呪われるというビデオ観た時の感覚と酷似していることに気付いた。
動こうと思ったけど動けない、動いたら何かが起こると直感していた。
ヤバいヤバい、これはヤバい!完全に呪われてる。でも何だっけ、
確かこういう時の為に覚えた言葉があったはずだ、何だっけ!何だっけ!!
俺はひたすらその何かを思いだそうとしている。
冬も終わりに近付いて布団の中は暖かいはずなのに身体はとても冷たい
…いや、魂自体が冷えているという方が正しいのかもしれない。
やっと思い出した一つの呪文(お経?)、密教のお経か何かだったはずだけど、
オカルトにどっぷり浸かっていた高校2年の時に黒魔術・白魔術やらに手をだし、
もしも呪われた時の為にと覚えておいた呪文だった。
七年経った今でも死ぬ気になれば思い出せるようだ。呪詛返しの呪文だったかな、
それを何度か口ずさんだ。もう、それだけが頼りだった。
するとようやく身体に暖かさが戻ってきて何者かの視線からも解放された。

単なる気のせいなのか…はたまた呪いのビデオが本物だったのか。
呪いだと思う理由がいくつかある、怖いビデオを観た恐怖から怖い夢を見たのなら
なぜ当日の夜見なかったのか、忘れてしまっていたのにその夢は納得できない。
それと、恐怖のあまりに目が覚めたのも理由の一つ。 これまでの人生で他には
一度しか経験したことがない、夢で事故したときの悪夢だけだった。その事故の夢は
正夢だったけど正夢にはならなかった。どう表現しらたいいか…
希望があればその話も書き込みます。
しかし、もし呪詛返しの呪文で返せたなら呪詛はどこにいったのか…
俺には知る由もないが…何か咳が止まらないのと咳の度に肺の下あたりが痛むが
気のせいだということにしておこう。

長文・駄文で失礼しました。以上が今回の体験です。


次の話

Part206
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