[エアコンから声]
丁度今さっきの話なんですが。 
今さっきまで自分寝てまして、夢を見ていたんですよ。 
夜の暗い大学の教室で一人で立っていまして、普通ならその状況だけでもおかしいんですが、 
夢の中の自分の意識としては、「あぁ、テストも近いから勉強してて、今帰るところだったんだ」というものでした。 
隣の教室はまだ電気がついていまして、まだ誰か勉強しているのかな、という意識でした。 
すると、自分のいる教室のエアコンから「クキキキ、クキキキ」という音がしてきましてね、これが何とも不快な音なんですよ。 
うざったいな、と思いながら何度もエアコンのスイッチのオンオフを繰り返したんですが、一向に消えない。 
隣の明るい教室に行って、誰もいなかったわけですが、そこのスイッチのオンオフを繰り返したんですが、やはり一向に消えない。 
あまりに不快な音で、いよいよオエッっと気持ち悪くなってきたところで、パチッと眼が覚めたんです。 
どうやらその音は、寝ている部屋のエアコンが発していた音だったようでした。 
エアコンがそんな音を発したことがないことや、リアルの音がここまで夢に干渉してきたことに驚いたんですが、 
まあそれはいいとして、すぐにエアコンを切ったんです。 
それからなんです、気持ち悪いのは。 
その不快な音を発するエアコンのスイッチを切って寝ようとした時から、ものすごい耳鳴りに襲われまして、一向に寝付けないんです。 
何度も寝がえりをうって、冬だというのにビショビショに汗もかいてしまって。 
なんだよこれ・・きつい・・とか思いながらうつ伏せに寝ようとしてていると、ちょうど自分の後頭部あたりですかね、声がしましてね。 
「ア"ァ"ア"・・・」「ギャアア・・・」と、何かがもだえ苦しんでいる声というか、 
この世のものとは思えない不気味な声というか。 
ガバッと飛び起きて後ろを見たのですが、誰もいない。 
気持ち悪かったんですが、明日も早いのでまた寝ようと思ったところで、やはり耳鳴りで同じように寝れない。 
すると今度はつぶやくような声で、「ボゴズ・・・」だったと思うのですが、 
さっきの声が顔の近くで聞こえてきたんです。 
あんまり気持ち悪かったので電気をつけたところ、とたんに耳鳴りも不快な感覚もなくなりましてね。 
明るさってのは、その気味の悪いものに何か効果があるのですかね。 
今までそういうものの存在を信じても来なかった自分だったので、これを少々衝撃的な出来事でした。 
1時間半前の夜中の2時くらいの出来事でした。 
今夜はこのまま朝まで起きてようとおもっています。 
それでは。