[卒業旅行]

十年前に高校の卒業旅行をする事にしました。
仲のよかった五人で関西の田舎の方に行きました。
今から話す事はそこでの体験です。
当時まだあまりインターネットが主流でない時代に新しいもん好きなKがノートパソコンを持っていて、この旅行を実況しながらしようと言い出したので言う通にしました。
Kはよくパソコン見ながら一人で おwアクセス数○○人だwとか言ってました。
残り四人は当時インターネットに興味なかったし無視してました。
目的地に着くなりKは言いました。
この地域には昔(今でも)差別があるらしく(関西自体が日本でも特に有名ですね)調べてほしいと書き込みがある。
は?と思いましたが馬鹿らしいので無視して楽しく旅行しました。

俺らは適当にぶらぶらしひがくれたので近くの古い旅館に泊まる事にしました。
そこの女将さんが変な人で何度も何度も
女将「どこから来られたのでしょうか?」と聞いてくる。
俺らは何度も
「島根から」と言いました。
忘れた頃にまた
女将「どちらから?」と聞いてきます。
高校生ながら酒も入ってたので不思議と何度も「島根から」といらいらせず答えました。
今思えば女将はどこからきてるのか念おしに確認してたのですね。

そこに二泊した俺らは帰る日の朝女将さんに変わったお土産を頂きました。
女将「全く別の土地から来たお客様にわたそうと思ってた物です」
俺「ああ、だから何度もきいてきたのか」と納得。
丁寧に包まれてたので家まで開けない事にしました。
帰ってきてから俺の家で五人で旅の思い出を語りながら喋っていると
Kがお土産みようか?と言ったので包みから出し
ました。

包みから完全に開ける前にKが言いました。
K「待て!まだ開けるな!」
一同きょとんとしている所
K「おまえ(俺)ビールくれや、みんな飲もうぜ、飲みながら開けるか」
もうわけわかんねーけど皆飲みたそうなかおしてるし、
わかった、冷蔵庫にあるから持ってくるよ。
ビールでいいんだな?焼酎もあるよ?
K「俺は発泡酒でいいから」
普段決して飲まない発泡酒でいいと言った。
まあいいかと思いKにだけ発泡酒を渡しみんなで乾杯ししばらくしてからお土産を包みから出した

包みを開けたKが手に持ってたのは木でできた箱。
なんだろ?これ?一同きょとん…
Kは何かに取り付かれたように
K「やっと最後の一つ捜したぞ!ハッポウ!今おまえを供養してやる!」
と言うとKは発泡酒を口に含み箱に吹きかけました。
最後に言った言葉が少し今でも気になります。
K「あと二つ…あと二つ供養しないと」
話しは終わりです。
訳わからん文章ですみません。
まあ言ってもわからないと思うので旅館のあった地域は鮫島町と言う場所です。
長文失礼しました。


Part199
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