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材質は精液でした

警察の人が私を君のDNAは検出されなかった
別の人のDNAが検出されたのでとりあえず容疑ははれたと
一時帰宅を許してくれる際
激しく悩んでいる様子だったので
あれはなんだったのかときいたんです

精液でした

すみません今思い出しても気持ち悪く

彼は、異常者だったんです
彼は魔法の粉を自分の好きな人に精液に包んで入れると相思相愛になれるという
外国の黒魔術の本を本気で信じていたと後で聞かされました

警察の話によれば
彼の部屋から精液をたれながすために使われたらしい机と
その机一面にべったりとはりついて渇いた精液が検出され
彼がそのはりついてかわいたものをはがして型にいれ
水滴でやわらかくしてこの棒をつくったということまではっきりわかったそうです

彼は魔法の粉を大麻と信じ込んでいたそうで
愛している私に何年もかけてつくった精液製の棒に
乾燥大麻を混ぜた精液を何ヶ月もかかってぬりつけて乾燥させ
私に渡したと

最後になりますが私男なんですよ
どういう気持ちがするかわかりますよね
同性愛者に狙われたことだけでも気分悪いのに
よりによって精液をかためてつくった棒を一度なりと喜んでうけとって
臭いまでかいで
手で触って


以来重度の男性恐怖症です
失礼しました


次の話

Part199
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