[そこで一言]

4年位前に体験した話
あんまり怖くないかもだけど未だに思い出してもゾッとするので…文才無いのでつまらないかもですが

私には姉と兄が居ます
3人とも中学過ぎた辺りから頻繁に霊的な体験をし始めて、よく兄弟3人揃った時には最近起きた恐怖体験を話したりしていました

当時私は高校を卒業してフリーター
兄と姉が折半して借りてた部屋を姉が彼氏と同棲するって事で引っ越す事になり「お前空いてる部屋使わないか?」と持ち掛けられ親からの自立にも憧れてたし承諾
部屋の間取りは2LDKで居間と6畳4.5畳の木造アパート
以前は兄が4.5畳の部屋を使っていたけど年功序列で私が4.5畳の部屋を使う事になりました
以前から何度か遊びに行ってた時から嫌な感じしてたし玄関から4.5畳の部屋の押し入れとの対角線上は鬼門って言うんでしたっけ?霊の通り道みたいな…兄弟3人揃って通るよねーみたいな話をしてました
ラップ現象とかポルターガイストとか金縛りなんて日常茶飯事みたいに頻繁に起こる家だったけど古いこともあり家賃も破格だったもので…引越してからも当たり前の様に恐怖体験をしていて段々感覚も麻痺してくると言うか、大した事じゃ怖いと思わなくなってきてました

そこで生活を始めてから初の夏
私は3日間位立て続けに同じ夢を見ました
薄暗い廃虚みたいな場所に黒くて髪の長いノースリーブのワンピースを着た女性(まさに映画の貞子みたいな人)が正面を向いてただ佇んで居ると言う夢でした
その女性は何をするでも無く俯いて立っているだけ
私は何でこんな夢を続けて見るのかなと疑問に思っていたし夢自体はそんな怖いものでは無かったので気にしていませんでした
それから2週間位夢も見ないし金縛りも無く平和な日が続いてました
仕事が終わり家に帰ると休みだった兄が狼狽した様子で私に話し掛けてきました
「今さっきすっごいヤバイ体験した!」
『またかい(´Д`111)』
みたいな調子で聞いてる内に怖くて泣きそうになりました

兄はあたしの部屋でマンガを読んでる内にベッドで転た寝をしてしまったそうで寝ぼけながらも肌寒くなりタオルケットを頭まで被り寝ようとしたそうです
その時何か来る!!と直感しタオルケットを握り締めて身構えてると押し入れの下部分がガラっと開き足を強く引っ張られたそうです
止めろ止めろと強く念じてる内に引っ張る力は止みましたがまだそれは足元に居る感覚がしたのだと
それから下から段々と這い上がってきたそうです
太股、腰、胸と迫ってきます
それからそれは兄の胸に馬乗りになりタオルケットを凄い力で引っ張ってきたそうです
遂には敵わず兄はタオルケットを剥がされてしまいました
そこには上から見下ろす女性が凄い形相で股がっていました
それから彼女は兄の顔をまじまじと見て
一言『違うじゃない!!!!』と叫び消えたそうです

私は嫌な予感がし兄に貞子みたいじゃなかった?と尋ねると兄は驚いた様子で肯定しました
夢の話をした後2人であの時寝てたのがもしも私ならと考え恐怖に襲われました

あれから彼女の夢も見ていません
乱文失礼しました


次の話

Part199
top