[納涼祭]


俺が育った四国のとある村の話

親の仕事で3年間住んだ村
閉鎖的で且つ人口も少ないし集落と言っても過言ではないかも
その状況下だからかわからんが斜視の人の割合は多かった
多分限られた人口で繁栄してきたんだろうな
血が濃いのだろう
顔が体が手が今まで見てきた日本人とは少し違う
そんな村

毎年、盆の納涼祭で地元の神社で催し物をやるんだ
これがちと異色で色んなお面をかぶった大人達が太鼓に合わせて踊る
踊りとゆうよりは太極拳みたいなゆっくりとしたペース
そして一通り踊ると前にあるキャンプファイアの火に
和紙で折った人型の折り紙を次々入れていく
入れていった順に塩を掛けられた後
神社の中に入っていった
良く見るヒョットコや狐もいた

途中からなんか不安な気持ちになってきて
なんでだろうと思っていたらなんの事ない
みんなつまらなさそうなうらめしそうな顔していたんだよ

んで最後のが特徴的であまり見ないお面の人が同じく踊り
上に着ていた着物に人型の折り紙を包んで火に入れると神社の中には入らず家?に帰っていった
そのお面がカッパそっくり妙にリアルでまさに爬虫類だった
気になったのが最後の人が踊っている時だけ周りの人みんな泣いてた

家族と一年目は行ったんだけど二年目からは行かせてもらえなくなった
子供心にもなにか思い当たる節はあった

最後にカッパのお面をしてた大人は4件隣のじいさま
それから見なくなったんだよな

生け贄って言葉を本気で信じそうになった

大人になった今調べようと思えば調べられそうだが
なんとなく嫌な予感がするからやめといたが
オカ板のおまえらなら何か知ってるかもしれないから投下しとく

ちなみに神社の裏に10メートル四方くらいの沼があり大人曰く底なしらしい
よく近づいて怒られたものだが今になって考えるとカッパのゆえんはアレ
池のほとりにしめ縄してたしオカルトは間違いない

乱文失礼しました


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