[悪知恵]

1997年に近所の漢方の専門店が、人骨を客に出したというデマが広がったことがある。
怪文書(ピアノや書道を教えている家の軒先に無断で貼られたビラ)と口コミでデマを
広げていた当時50代のオッサンが、最近近所に戻って来た。
隣組の同じグループの家の奴なんだが・・・。
こいつが最近になって農具倉庫を改装し、健康食品の店を始めた。
そして、斎場出入りの廃棄物処理業者から人骨粉を買い取る算段をつけようとしている。
健康食品の店は占いの看板も出していて、ホームページもある(屋号で検索したら2件ヒットで出てきた)。
気になるリンクだが、こっちが信用毀損になる法的リスクがあるので残念ながらここには出せない。
無許可無認可、どんな組合にも協会にも会社にも属していない店には気をつけろとしか言えない。
開業資金をケチる輩は、皆が正座している中で1人だけクラウチングスタートの姿勢で居るような醜さがある。
片栗粉と穀物茶で作ったプラシーボなんかより遥かに悪質な物質を商ってるかわからんから。
でも、子宮癌とかを病院怖さと無知で悪化させるような奴らほど後になって藁にも縋る。
オーソドックスだけど、人間が命に対して抱く妄執こそが最も怖いです。
件のオッサンも、10年前は見当外れの告発をするために集めた情報を
今になって自分の店のノウハウにしちまうのがなんともいえない感じです。


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