[異様なホテル]

うちの弟の話。どこに書いていいのか分からないので、とりあえずここに書いてみます。
うちの弟は自称霊感ゼロ。俺から見るとバリバリに霊感あるけど。
弟が仕事で青森に出張で行った時の事。仕事が終わり、キャバクラに飲みに行きそこでオネェチャンと意気投合。
誘われるまま仕事終わりのオネェチャンと飲みに行き、そのまま青森市内のホテルに。
そこのホテルは妙な作りで部屋に入るとまずは玄関?があり人1人が通れるくらいの廊下が続くわけだが、その廊下が変。
1歩2歩進むと直角に右に曲がり、ヘアピンカーブの如く廊下が続く、でカーブが終わるとまた直角に右に曲がって部屋に入れるという、なんとも伝えることが難しい廊下。
弟は変なホテルだな〜と思いつつも、とりあえずヤることヤってさあ寝るかとなり一応の礼儀として腕枕して寝たそうな。(この時すでに午前5時くらい)
ウトウトしてると突然ドンドンドン!と乱暴なノックが部屋に響く。なんだ?と思いつつも妙な廊下を通り、玄関へ。
ガチャっとドアを開けて顔を覗かすが誰もいない。なんだろ?と不思議に思いドアを閉めようとした時に気付いてしまった。
ドアは金属製。先ほどのノック音は明らかに木を叩いた時の音。

まさか、壁叩かれた?うぁ〜、本格的にやべぇよ。とやたら冷静に考えつつもオネェチャンを怖がらすのはよろしくないということで、なんもなかったと伝える。
あまりに眠いのでオバケがきても寝てやろうと思い、再度就寝。
ウトウトし出すと今度は金縛り。うわっ、ベタな展開!と内心ツッコンでみたが、金縛りがやたらに長い。ゆうに30分は超えた時、頭にきたらしく心の中で「いい加減にしろ!読経すっぞ!」と怒鳴ってみたら、ヘソの辺りに思い切り踏みつけられたような衝撃と痛みが走った。
ゲホゲホなりながら起き上がると、今度はオネェチャンが「えっ!?」と寝言を言う。
顔を覗き込むと完全に起きていた。寝言じゃない?なんだ?とオネェチャンに話を聞くと「今店員が来て、帰れ!って……」え?誰もいないよ?夢だろ?「ううん、夢じゃない」えぇ〜……。気付いたけどここのホテルやばくね?「うん…」出ようぜ。
で、フロントに行きチェックアウトの旨伝えると「えっ?さき程お支払頂きましたよ!?」そりゃないよ、今部屋出たばっかだもん。確認してみてよ。「…………、あれ?頂いていない………」

と、まあつい先週弟から聞いた話なんだが、後々聞いたらそのホテルはかなり有名らしいんだわ。
なんかその青森市内にあるホテルのいわくとか知ってる人がいたらいいなぁと思い書いてみました。
長文かつ、初めての書き込みでルールもクソもありませんでした、大変失礼致しました。


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